Animal Flowと感覚統合
Animal Flow
両手両足を地面をつけた姿勢を基本とし、動物を模した動きを組み合わせて行われる運動です。
手足を動かすときには、「右手左足」または「左手右足」を動かす対足の動きで行います。
「右手左足」「左手右足」や「両手のみ」「両足のみ」で身体を支持するときには、手足の指で地面を掴むように踏ん張ります。
回転運動を伴い、前庭感覚が養われます。
この動きが感覚統合と結びついたのは、感覚統合の勉強会に参加したときでした。
子どもの成長において、首すわり、寝返り、ずりばい、四つん這い、つかまり立ちがなされます。
しかし、発達に凸凹がある子は、正しい寝返り、正しいずりばい、正しい四つん這いがなされていないということがわかりました。
例えば、
ずりばいなら、手を開いて指に力を入れて手のひらで身体を引っ張る。
四つん這いなら、足の指で地面を蹴り、対足で動く。
という感じなのですが、これができていないそうです。
そして、これらのことは「発達の宿題」と言われ、誰でも練習すればできるようになります。
(大人でも発達の宿題がある人はいるようです。)
宿題なので、練習をすればできるようになります。
正しい寝返りや対足の動きは、身体の中心を明確にします。
身体の中心がわかることで、姿勢の保持が可能になります。
ノートに字を書くときに、身体をノートの方に傾けるのではなく、身体の中心を保持したままノートを身体に寄せて字をかけるようになります。
指先に力を入れられることで、物を握ったりつまんだりできるようになります。
握ったりつまんだりできれば、鉛筆を持ち、字を書くことができるようになります。
勉強会では、こんな話も出ていました。
「最近は子どもの安全のために、遊具が減ってきている。握って登る遊具やぐるぐる回る遊具で子どもの発達を促す機会が減っている。」
身体を動かすとは筋肉を動かすこと。
筋肉が動けば血が流れる。
血の流れるところに神経は発達する。
私の中で、公認心理師とAnimal Flowが結びついた瞬間でした。
集団生活で困り感のある子どもたちだけでなく、私が担当する学級の子どもたちにAnimal Flowをすることは、きっとプラスに働くと思います。
少し欲張りですが、
・公認心理師
・Animal Flow Instructor(取得予定)
・小学校教諭
の3つを生かして、子どもの成長を応援したいと思います。
もっと欲を言えば、
中学受験に挑む親子も支援したいです。