撮った写真は過去になるけど、過去の蓄積が今になる
今回記事は、普段私がこんなことを考えて、noteのマガジンではこんなことを綴っていますよ、ということを知ってもらいたいという意味で、無料公開とします。
お読みいただいて何か感じるものがあればぜひ定期購読マガジンもご購読ください。
定期購読マガジンは、
「写真を撮る上で知っておいてほしいこと!」(ハナワの写真論的なお話です)
「ポートレイトを撮る人へ」(ポートレイトを撮る上で大切となるノウハウを書いています)
の2本があります。
どちらも月に4本程度の記事をアップしています。
どうぞよろしくお願いいたします。
さて、それでは本題です。
写真というものはシャッターを押すその瞬間だけが「今」であって、撮った瞬間からそれは「過去が写った」のものとなっていきます。
たとえ撮った直後に写真を再生しても、それは厳密にいえば数秒前の過去。
つまり写真というものはすべて過去のできごと、過去の記憶、過去に出会った情景が記録されているわけです。
ですが、これは人生というものもまったく同じでしょう。
人生の場合は、現在進行形というものが存在しますが、ある一瞬だけの話でいえば、すべて経験した瞬間から過去のものとなるわけです。
人生の話でいえば、過去の積み重ねが今の自分の集大成であるわけです。
過去に経験したこと、見たこと、読んだこと、考えたことが、日々蓄積されて今の自分が構成されているわけですね。
私は写真もまったくこれと同じじゃないかなあと思うのです。
何が同じかといえば、過去の積み重ねが今の自分の写真を作っている。
過去に撮った写真、見た写真、考えた写真があって、それが蓄積されて「今、撮る写真がある」と思うのです。
撮った瞬間から過去になっていく写真ですが、その過去を積み重ねることで今の写真が撮れるのです。
人生は意図しようがしまいが、毎日刻々と時間、日にちを刻んでいきます。
昨日という日を刻み忘れた、という日とはいないわけですね。
(まあ、24時間眠り続けてしまえば、何もなかった一日と言えるかもしれませんがw)
写真の場合、毎日写真を撮り続ければ、毎日の蓄積になります。
ところが、一ヶ月に一度しか写真を撮らなければ(写真のことを忘れていれば)、一ヶ月に一度しかその人の写真は蓄積されないことになります。
人生も写真も過去の蓄積によって今があるのだとすれば、一ヶ月に一度しか蓄積度が増えないのってちょっと怖い気がしませんか?
このnoteを読んでいただいている方々は、一ヶ月に一度しか写真を撮らないなんてことはないかもしれません。
でも、週に一回?3日に一回?くらいの方はいらっしゃるかもしれません。
週に一回よりも3日に一回、3日に一回よりも毎日のほうが過去の蓄積は多くなりますよね。
そう考えると、限られた人生、なるべく多くの写真を撮っていきたいと思うわけです。
私の場合ですが。
もちろん、人生=写真、ではないでしょうから、他にもやるべきこと、やりたいことはあるでしょう。
写真は毎日は撮らないけど、毎日、読書はする。という人もいるかもしれません。
写真を撮らない日が人生にとって無駄な日になるとは思いません。
でも、写真というものにどっぷりと浸かって、写真をライフワークのように考えている人なら、ぜひとも毎日写真を撮りたいところですね。
その毎日の蓄積によってのみ、あなたの写真というものができあがっていくのですから。
もっともっと写真を撮って、写真を楽しんでください。
私ももっともっと撮り続けて、もっともっと蓄積して、自分の写真を作り上げていきたいと思っています。
塙真一
今回は無料公開ですが、この記事を気に入っていただけたらぜひサポートもよろしくお願いいたします。
また、他の記事も個別に購入購読できますのでそちらもよろしくお願いいたします。
ここから先は
写真を撮る上で知っておいてほしいこと
写真を撮ることの意味、写真を撮る上で知っておいてほしいことについて私なりの考えをまとめていきます。ハナワの写真論と考えていただければと思い…
ポートレイトを撮る人へ
塙が考えるポートレイト写真のあり方とは? モデルとの接し方、指示の出し方は? どこに注意するともっとよいポートレイトになるのか? などなど…
この記事が参加している募集
よろしければサポートをお願いします。 活動資金として使わせていただくほか、次の記事への励みとなります。 どうぞよろしくお願いいたします。