猫の額の畑づくり
空いていた土地を少しお借りして、小さな畑を作っています。
今回はその猫の額ほどの畑について。
この記事では、植物はすきだけど育てるのがヘタで、野菜をつくることについて素人の私が、わからないなりに手を動かして見つけたことを書いています。
土づくり
ここはもともと粘土質の土で、あまり水はけがよくありません。掘ると剣スコが入りにくい所もあり、最初は落葉や草木灰を入れて混ぜ合わせ、土を日に当て土づくりから始めました。
生えてくる草花を観察していると、4〜6月はドクダミ、オオイヌノフグリ、ヘビイチゴ、アカバナやモモイロツキミソウ等、夏になってからはイネ科とヤブカラシが陣地を広げています。
私の実家の庭ではスギナが多いのですが、この場所では他の草に圧されてかあまり出てきません。
土地によって茂るものが違うのを実感できます。
野菜選び
野菜を育てるのは初心者で、最初はじゃがいもを植えてみました。
前年に人参の種を播いて、大きくはなったものの動物か虫にほとんど食べられてしまったので、人参も再度種から挑戦。
少し暑くなってきた頃からは、ミニトマトも植えて収穫できています。
販売目的ではないので、私はゆるゆると手入れしてますが、農家さんの手間暇かけた野菜を思うと余すところなく使わねばと改めて感じます。
収穫
放置してる時間が多いような状況で、ちゃんと収穫ができました。
植えてから私がやったこと言えば、
・茎葉が地表から20cm位の高さになった時、間隔を広めに取る為いくつか移植
・晴れが続いていたら水やり(週に1回程度)
・ミニトマトは支柱をいつくか立て、実の重さで地面につかないよう枝を麻ひもでくくる
この程度です。
本当は枝葉の剪定をしたり、誘引ももう少し丁寧にしたほうがもっと収穫量を増やせると思います。
手を動かして思うこと
植物を育てることは、興味の有無があるのであらゆる人にお勧めとは言いません。
だけど、お子さんがいるご家庭で、その子が少しでも土いじりに興味があれば、やってみると面白いだろうと思います。
私が今年前半に植えたものは、小学生くらいの子なら育てられる野菜です。
一ヶ月のうちに雨が何度かしっかり降れば、ちょっとほおっておいても大丈夫。
(プランターの場合は定期的な水やりが大事になってきます。水はあげすぎないように注意)
同じように、虫に興味がある、気がつくとお花をじっと見てる、動物がすき、等、外遊びで楽しそうにしている子はきっと興味を示すと思います。
土づくりの段階から様々な動植物を見つけられます。
土が掘り返されたりした跡を見つけ「これはモグラかも」と推測し、草を取った後に小鳥がやってきて、小鳥や虫を狙ってか猫が散歩していたり。種から育てた野菜の葉にてんとう虫を見つけたり、夕暮れにカブトムシが寄ってくることも。
生き物の関係性や、天気と土の様子、暦の読み方、いろんな視点から興味がわいてきます。
造園の先生に、人間の足の裏の面積に何億という微生物、小さな生き物がいると教えてもらった時のことをよく思い出します。
そのひとつひとつが影響したり食べられたりすることで土があり、植物が育つと思うと、こんなにも身近なところに豊かさがあると感じられます。
ずぼらな私ですが、ほんとうに少しずつ、猫の額の畑に手を入れていこうと思います。
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