吉川愛さんの喪服の似合い方が異常、映像音楽劇としての「降り積もれ孤独な死よ」最終回感想!
1話から一部の視聴者から評判になってた今作、全話視聴後も「これ、一番かんなあ」とファンの多い作品、なぜこの作品が人の心を捉えるのか、考えてみました
①女優吉川愛さん このドラマの魅力のの一部を担ったのは、間違いなく彼女、不可解にも見える言動、行動も彼女の体を通してみると「そういう人いるかも」と思える魅力バクハツ、特に後半喪服のシーンから、続く黒系の服を着た時の似合い方(衣裳さん誰だろ?)他の女優さんがやったら、また別の雰囲気になったと思うくらいのベストキャスティングでした! 全然タイプの違う作品ですが、吉川さん主演だと「カラフラブル
〜ジェンダーレス男子に愛されています。〜」がおススメです!
②成田凌さん 常に死と隣り合わせの生、時々かいまみえる暴力性(男くささ)、男性という性の儚さまで体現して見せた。成田凌さんの細くて長い(182cm)でも筋肉質のビジュアル、どこか文学青年を思い起こさせる佇まい(たたずまい)、走るシーンの疾走感、映像表現も含めてベストキャステイング。個人的には灰川邸で鈴木を殴るシーン(何話か忘れました)、最終話あいみょんさんの歌がかかる中、血反吐を吐きながらしゃべり続ける冴木、
歌2番ボリュームアップと共にアップで映る冴木の横顔、泥だらけの手、編集最高でした!
③挿入歌+主題歌あいみょんさん「ざらめ」
今クールマイベストオブ主題歌賞及び挿入歌賞!!、このドラマ何で見ちゃうんだろうと考えた時に、この音楽ありき!と思わせる感じ。主題歌冒頭「こーのーむねにささあったー、むげんのやーいばをむけるのはどおこー」と口ずさむだけで自分もそういう気分になれます。これ作れる歌手ってすごい!挿入歌と毎回使われるタイトルバック?シーン好きなんだよなあ
④「浅い闇」以前youtube動画でも出したのですが、この物語というか、映像音楽表現にどうしても惹かれてしまうのは、何気なく過ごす日常の底に敷き詰められた「死」へ至たる薄っすらとした未来予測、それが生きるって事?!まで感じる文学性(セクシーさ?!)なんではないかと思ってます。
④最終回ラストシーン
ちゃんとドラマを最後まで見せ切った感のあるラスト、はらはらと落ちる白い綿?と風で蠢く(うごめく落葉)、街(人間界?)に降りてゆく2人の背中。その先にあるのも「死」と思うとせつない!この撮影、何回撮ったんだろう、「はいもう1回お願いしまーす」の後、2人が「じゃいこか」と呼吸を合わせて歩き出すとこ想像するとそれだけで、エモい。
+「終」この文字を最後に出すあたりにこのドラマ制作者の熱を感じました。お疲れさまでした~(終)