上流思考「問題が起こる前」に解決する新しい問題解決の思考法
タイトルに惹かれて手に取ってみた。
「上流」というワードを聞くと、
階級と分断のことかな?
と思ったが、そうではなかった。
端的に言うと、
何か問題が起こった時、
その対処に終始するのではなく、
そうなった根本的な問題を解決せよ。
という話。
たとえば泥棒がいたとして、そういう人にならないようにするのが「上流」の防止策で、窃盗に走ることがバカバカしくなるほど多様な機会が開かれた地域社会をつくることである。
母親が妊娠している時からの環境を改善し、貧困や怒りなどにさらされにくくすることから始まる。
とても理想的な、ホントにそうだ!と思うけど、このような取り組みは多面的で結果が出るのにものすごい時間がかかる。
また物事が起こっている現場である「下流」では、焦点がハッキリしていて、具体的なので、そこへの対処へ全てのエネルギーが注がれてしまいがちになる。
よくあるのは「上流」「下流」どっち?と言いたくなるけど、両方それぞれを同時進行ですべきである。
加えて、投資もたちまちどうにか対応する「下流」に偏ることなく、根本から解決する「上流」にも配分。
先送りや「そういうものだ」ということにせず手を打つようにと説いている。
この話を読んで、
日々のニュースで流れている
様々な問題そのものであり、
いまを生きる
自分の身の回りのことにも
当てはまるなと思いました。
自分の抱えている問題を
根本から改善せずに、
「仕方がない」
「そういうもんだ」
と現状に甘んじているとしたら、
脱出する方法を考えてたいですよね。
絡み合った問題の糸をほどき、
俯瞰することで、打ち手が見えてくる。
目指す「目標」を明確にし、
適切な短期指標を見つける。
など、ひとつずつ実践して
バージョンアップさせていくことで、
理想の自分にたどり着けるでしょう。
このような取り組みは、
短時間ではなできないこと。
じっくりと腰を据えて
取り組むことをおススメします^^