トンネルの出口をまつ〜くるしいときの処方箋〜
ハートブレイキングなことが立て続く。
全身が鉛のように重く、やらねばならないことがあっても身体が動かない。
心から笑えない。
安心感がどこにもなくなってしまった。
ふたたび安心感を得るには、どうしたらいいのだろうか。
不信感。
やはり、まだはやかったのか。
痛みを感じる自分が、異分子なんだろうか。
いなくなってしまいたいと思う。
でも、この感覚は前もあった。
休職前の感覚だ。
それが舞い戻ってしまった絶望感。
一方、時間はかかったけれど、この感覚から抜け出すことができたことを思い出す。
抜け出すには、どうしたらいいか。
思えば、最近眠れていない。
頭痛がするのは当然だ。
とりあえず、寝れるようになりたい。
寝れるようになったら、変わるかもしれない。
通院先で相談する。一度やめた薬を、再び服用することに。
できたら避けたかったけれど、いま心身の安心を取り戻すには必要なステップかもしれない。
いつものカウンセリングにいく。話をする。会話の中で、長いこと絡まって塊になっていたものが解けていった。
ああ、これで苦しかったのかと、納得に似た気持ちを得る。
心は軽くなったけれど、なぜだか日が暮れると同時に気分も下がる。
一日が長い。
少し気を張ると、次の日は力が入らなくなる。
抱えていた荷物を少し下ろさせてもらう。
思う通りに心身が動かない申し訳なさと悔しさ。
眠れず頭がぼーっとする中でも、今の状態から離れるために、自分に必要な言葉を探すために、本を読み漁る。
たまたま、スマホの写真フォルダを開く。
今年、美しかったこと、あたたかさを感じたシーンが目に留まる。苦しいことばかりではなかったことを思い出す。
ふとした瞬間に深淵に吸い込まれそうになるけれど、手元・足元にあることに意識を向けて「いま・ここ」にとどまる。まずは、これ以上深くには落ちないようにすること。
どんなに深く落ちてしまっても、時間はかかっても立ちなおれることは、私は身をもって学んだはず。
苦しかったら、まずは寝ること。
自分の心身をだいじにすること。
そして、周りの人からのギフトとともにいること。
暗いトンネルの中で渋滞が解消され、出口がみえてくるのを待つように、自分の中に明かりがみえてくるまで、少し、流れに身を任せようと思う。
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