コメントを書くことへの葛藤
おばちゃんは、話しかけたがる。
行列に並ぶと、前後の人に話しかけてしまうし、
スーパーで自分がお気に入りの惣菜を手に取る人がいると、
「それ、美味しいのよー」
などと言ってしまう。
ここ数日、私もそんなおばちゃんと変わらないのではないかと思い始めた。
私はnoteの中でおばちゃん気質を炸裂させているのだ。
noteの記事を読んで、パッと感想が浮かぶと、つい、コメントを書きたくなってしまう。そのうち、私のアイコンを見た人が、
「あ、コメントおばちゃんが来たぞ」
などと思われる日が来るかもしれない。怖い。
noteを読んでいて驚くのは、良い記事だなぁ、面白いなぁ、と思って、
コメント欄を見ると、コメントがなかったりすることだ。
これが結構頻繁にある。
その記事が下手すると昨年のものだったりする。
へ? なんで皆コメントしないの? めっちゃいい記事よコレ。
私は、猛然とコメントを書く。おばちゃん砲の炸裂である。
これが初めての方なら、気兼ねなく書けるのだが、
昨日もコメントを寄せた人とかだと、何となく書きづらい。
昨日より今日の記事のほうにコメントしたかったなぁ!
ということもある。
実際、今日、とある記事にコメントを書きたかったのだが、
昨日、そのクリエイターさんの記事にコメントをしたので我慢した。
その我慢したストレスで私は今、この記事を書いているようなものなのだ。
特定のクリエイターさんの、コメントの常連になってしまうのは、
新しい読み手の方のコメントをしにくくしてしまう気がする。
私自身、記事を読んで、コメントしようと思っても、
コメントがたくさんあると、私がしなくてもよさそうだな、
などと思ってしまうからだ。
だからこそ、悩ましい。
やはり新しい読み手の感想は嬉しいだろうし、
私のコメントがその邪魔をするのは避けたい。
フォローしている方の、記事が面白くても、ぐっと堪えて、
スキだけを押す方が良いように思えてくる。
しかし、いい記事にはコメントしたい。
こう思ったよ、こういうところが素敵だと。
しかし、コメントを返信してくださる方の負担にならないか心配でもある。
私自身、返信が欲しくてコメントをしているわけではない。
返信はたしかに嬉しい。でも、そういう気持ちと同時に、
私のような者のためにスミマセン、と思ってしまう。
基本、私はコメントを送った時点でスッキリしているので、
もし、私からコメントをもらった方は、返信などは気にしないで頂けると
有り難いのだが、そうは言っても、気にする方はいるだろうなぁ。
相手の重荷にならないためには、やはりスキだけを押して、
コメントは我慢したほうがいいのだろうか。
気を遣いすぎて1周回って相手に迷惑をかけてしまいそうで怖くなる。
私はSNSを一切やらない。ガラケーだからだ。
だから、ネット上の距離感がよくわからない。
頃合い、距離感、塩梅
生身の人間との付き合いでも、ネット上の付き合いでも、
難しさは変わらないなぁ、と改めて思ってしまった。
私自身、noteに投稿を始めてひと月ほどなので、まだ鼻息が荒い。
だからあれこれ読んで、
コメントを書きたがっているだけなのかもしれない。
もう少し、落ち着かなきゃなぁ。
まだ、大阪のおばちゃんみたいに、
「飴ちゃん食べる?」
なんてできるほど、肝が座っていないのだ。
私はつくづく、小心者のおばちゃんなのである。