名付けから考える作品の魅力
こんばんは、はなこまちです🌙
作品の名付けには度々苦労しておりますが、今回名付けに苦戦した結果ちょっと考え方が変わったので記事にしてみました。
作品の名付けに悩んでいる記事はこちら↓
さぁ、今回名前をつけるのはこちらの作品。
新作の刺繍キットです。
そして、今回初の2色展開となります。
作品の名前というのは、大切な我が子に名前をつけるようなもの。
やっぱり、名前が読める事。それが何か想像できる事。名前を聞いてワクワクしてもらえる事。の3つは大切にしたいなと思います。
なので私の作品はいつも名前が長め。
↑こちらは「サテンステッチを楽しむひまわりの刺繍」
↑こちらは「紅白椿のしめ縄飾り」
刺繍しながらふと浮かんだもの、メインの植物を取り入れたもの、様々です。
特に難しいのが、名のない私の頭の中で咲く植物たちの名付け。
草花の〜、ボタニカル〜
と、ついついいつも似たフレーズになります。
やはり植物の刺繍である事をワードで伝えるにはそれが何かを表記するのが確実というのもあります。
そのぶん、他のフレーズで作品の魅力を添えるようにしています。
↑こちらは「白糸一色でつくる草花の壁飾り」
↑こちらは「グリーンに癒されるボタニカル刺繍」
名前と作品のイメージがピッタリ。
とても気に入っている名前です。
そして、今回の作品もボタニカル。
植物は全て頭の中に咲いていた子たち。
さぁ名付けはどうしよう…
今回の作品は、春らしい刺繍をしたいなと思って描いた図案。
もともとは気分や運気が上がりますようにと気球の刺繍からスタートでした。
なので、テーマは「芽吹」です。
これから寒い寒い冬を超えて少しずつ芽吹いてくる草花をリースにしました。
なんだかお花と葉っぱが踊ってるみたい。くるくる春風に舞っているよう。
そして、今回面白いのが色による印象の違いです。
ナチュラルカラーのこちらは春にピッタリ。
一方、少しグリーンを含んだブルーの色で刺繍したこちらのリースは少し夏っぽいなと感じました。
あぁ、この2つの刺繍はまるで季節の移ろいが見て取れるよう。
それがとても面白くて、気に入ってしまいました。
春の初めから夏にかけて刺繍してもらえたら嬉しいなって思いました。
なので今回の作品は、共通項として「ボタニカルリース」そして副題をつけることで分かりやすさとそれぞれの特徴を表現しようと思いました。
春と夏、同じ図案で使用している色が違うだけで印象が変わるのがとても特徴的だったのでこの季節のワードも入れることにしました。
春の芽吹から夏への移ろい。
まるで暖かい季節がひょっこり顔を出してこちらをのぞいているよう。
ゆっくり刺繍しながら暖かい季節を心待ちにしている様子が目に浮かびます。
なのでナチュラルカラーの副題は「春の足跡」
いずれこちらにやってくる春の足跡を探している気持ちです。
ブルーの副題は「夏の宴」
春から夏へ、より色濃く咲く草花のイメージ。
ふたつ並べると
ボタニカルリース〜春の足跡〜
ボタニカルリース〜夏の宴〜
ちょっと兄弟みたいですね。あったか兄弟。
私が春夏の訪れを心待ちにしているのがバレてしまいそうなタイトル(笑)
そう、今回は今まで以上に物語に着目しました。
どんな気持ちで刺繍をしたの?
完成作品を見てどう思った?
作品を見てどうワクワクしてほしいの?
不思議ですね、こうやって自分に問いかけてみると無意識に頭に浮かんだ物語がちょっとずつ表に出てきて。
今まで苦戦していた名付けが、思ったよりもするする形になりました。
春はまだか!と気が急いでしまいそうな記事ですが、いえいえ今はまだ雪もちらつく寒い季節。
まったりのんびり春待つ刺繍をしながら、春直前の寒さを楽しむのもいいかもしれませんね。
ということで、最後までご覧くださりありがとうございました!
それではまた(*´-`)ノシ
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