唐突に本を紹介します。
「舟を編む」を読んだあとの高揚感を一緒に分かち合ってほしいので、今日は唐突に愛読書紹介をします。
直木賞作家、三浦しをんさんの「舟を編む」という小説。
ご存じの方も多いと思います。
頑張っていいんだよ。好きなことに一生懸命になっていいんだよ。
って、優しく肯定して応援してくれる、とっても素敵なおはなしです。読書の秋、初見さんも読み直しさんも今受け取れるメッセージはその時だけのものだから、ぜひ一緒に読書してみませんか?
作品説明
作者「三浦しをん」さんについて
2006年第135回直木賞受賞作家さんです。
わたしは三浦しをんさんの作品が大好きです。
作品への親近感とか没入感が大変心地よくて、とにかく読みやすい。
しをんさんの手にかかると、どこにでもいる普通な人たちの、特別ではない日常が、なぜかとっても魅力的に映るのです。
「舟を編む」について
2012年本屋大賞を受賞、全国の書店員さんお墨付きのおススメ図書です。2013年には松田龍平さん、宮崎あおいさん主演で映画化もされています。
映画ももちろん素敵だったのですが、映像に頼らないざるをえない映画ではなく、今回はぜひ、文章で言葉に触れる小説で「舟を編む」を楽しんでください。
仕事に悩む人にこそおススメしたい
今の仕事、楽しめている?
「舟を編む」の大きなテーマにお仕事があります。
簡単にあらすじ(わたしの勝手な解釈含む)
人にはみんな得手不得手があって、「好きなこと、得意なこと、やりたいこと、やるべきこと」が嚙み合ったときに、やりがいを感じたり、客観的にみた成果をあげたりできるんだと思います。
仕事を楽しんでいる人の周りには、同じような興味や考え、目標を持った人が集まりやすいのでしょう。
その人の空気感とか人柄に感化され、同じ方向を目指してくれる仲間もできるかもしれません。
「舟を編む」の主人公、馬締(まじめ)光也は、もともと出版社の営業部で書店周りをしていましたが、彼は、人付き合いとか営業活動が、あまり得意ではありませんでした。
馬締は言葉への鋭いセンスを持っていました。そのセンスを見染められ、辞書編集部へ配属。「言葉」の意味や用法について考え、向き合いはじめます。
彼の悩みは「頭を使って考えることは得意だが、何を考えたのかを人に説明することは上手にできない」ということ。
人付き合いの苦手な馬締が、人とコミュニケーションをとるためのツール「言葉」と向き合う。
どこか自分勝手で、危なっかしくて、放っておけない。そんな馬締と仕事をするうちに、周りの人たちも少しずつ変化していきます。
馬締は自分の取り組むべきだと思った「好きなこと・得意なこと」に突き進んでいるだけなのに、その姿勢は周囲の人も、環境も変えていくほどの力があったのです。
企画立案から15年という月日が流れ辞書「大渡海」(言葉の海を渡るための舟)が完成します。1つの成果を作り出すために、途方もない歳月と人の気持ちや労力が注ぎ込まれました。
でもこれで終わりではありません。「言葉」は流動的でどんどん変化していきます。その変化に合わせるように、辞書作りの旅は続いていくのです。
自分の選択は正しいのだろうか(感想パート)
不安になるのは普通のこと
お金のため、生活のため、世間体、いろいろなしがらみが増えてくると、一生懸命になることも、人と違うことをすることも、新しい一歩を踏み出すことも躊躇ってしまうかもしれません。それって結構、普通なことで別にそれでもいいんだと思います。
そうはいってもやりたかったらやってみる
まぁまぁ難しいことではありますが、何かを変えてみたい、頑張ってみたいってことがあるならやってみればいいんだと思います。
苦手なこと、合わないな……って思うことをしている間は、ちょっと気怠い感じがあると思います。わたしがそうです。停滞して、進めていないことを実感すると、なんだか落ち込みネガティブになります。
だから、今やろうって思ったことはとりあえずやってみる。
一生懸命になるしかないと、不思議とウジウジしていた気持ちもどこかに消えます。
その中で、これから先不安になったり、壁にぶつかったら、この小説を読んでみてほしいのです。
わたしの好きなフレーズを
最後に、必要な誰かに届くように、私自身へ言い聞かせる意味も込めて、小説の一説を書き残しておきます。
ライティング入門DAY2課題、FBを受けて書き直してみました。でも、まだまだ何を言いたいのか…伝えきれているのか…疑問悩みは尽きないです。とりあえず今日の記録として。