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#-4 適応障害 〜回復を加速させる7つのLIFEHACKS

ここでは、私自身が体験した適応障害からの回復プロセスを基に、「適応障害回復を加速させる7つのLIFEHACKS」と題して、具体的なアプローチをお伝えしています。

LIFEHACK 4:一定のリズムで生活をする

適応障害において、メンタルの回復を早めるために「一定のリズムで生活する」ことは有効と考えられています。理由としては、次のような点が挙げられます。

1. 自律神経の安定


規則的な生活リズムは、自律神経系のバランスを整えます。自律神経が安定すると、ストレス反応が軽減され、心身ともにリラックスしやすくなります

睡眠や食事のリズムが乱れると、体内のリズムも崩れ、心の不安定さが増すため、規則的な生活が重要になります。

2.変化に対する不安の軽減


適応障害の時には、変化や不確実性に対して敏感になり、少しのことで不安が強まることがあります。毎日仕事や学校の予定が変わると「次は何が起きるんだろう?」と不安を感じることがあるかもしれません。

しかし、毎日決まった時間に起き、食事を摂り、リラックスする時間をもつと、どんな日でも「今日の流れはこうなる」と予測ができるようになります。これが安心感を生み、心の負担を軽減します。

例えば、ある人が適応障害で休職中に、毎朝同じ時間に起きて軽い散歩をする、昼食後に本を読む、夜は同じ時間に寝るというリズムを守るとします。

この決まった流れがあることにより、頭の中で「今日もこのパターンなら大丈夫だ」と安心感を与え、変化への恐怖や不安が少なくなっていくそうです。

3. 集中力の向上


規則正しい生活によって、毎日のエネルギー消費が安定し、疲れにくくなります。

そのため、注意力や集中力が回復しやすくなり、感情の揺れが少なくなるため、メンタルの安定にもつながります

***私の場合

生活リズムを整えるために、私は休職前と同じ時間に起床し、同じ時間に家を出ることを心がけました。

行き先は会社ではなく、スターバックスや図書館でしたが、それでも規則正しい生活を意識していました。

さらに、私は「平日」と「休日」をあえて分けて過ごすようにしていました。

もちろん「休職中なのだから、毎日が休みじゃないか?」と思われるかもしれません。

しかし、私にとってこの違いを意識することは、生活の中で「自分の居場所」を感じるためにとても大切でした。

働くことが当たり前だった生活が突然途絶えると、毎日を「今日はお休み!」と明るく過ごすのはなかなか難しいものです。

必要以上に社会の視線や、家族の言動が気になってしまいます

この「自分の居場所がない」という悩みについては、また別の記事で詳しくお話ししたいと思います。

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