ウーマンラッシュアワー村本大輔の独演会
ウーマンラッシュアワー村本大輔に興味をもったのは、毎日のようにニュースに上がってくる叩かれっぷりだった。
どのニュースサイトを見ても「村本、ついに干される!」「村本、朝生で無知をさらけ出し、出演者から猛バッシングを受ける」等、嫌でもトップに上がってくる。
ある日「高須院長、ついに村本を見捨てる。村本は、俺におこがましい口のききかたをするな。ばいばい。」という見出しが上がっていて、その言葉のセンスに惹かれた。ニュースを開き、ツイッターを覗いた。
意外にも村本大輔が言っていることは、全部(私からすると)正しい事だった。
言葉のチョイス、センスもいい。
YouTubeで過去の漫才を見漁った。
ものすごく面白かった。天才だ。
これは直接見てみたいと思い、独演会のチケットを取って出掛けた。
生村本はチャラいナルシスト系イケメンではなく、優しげで落ち着いた青年だった。
客席は若い清楚な美人が多く、中年以上の男性も結構いた。
そこに中年女が紛れ込んで「今日の客は何を求めているのだろう?」と猛スピードで脳を回転させているのがわかった。
沖縄、原発、朝鮮学校、下ネタを軽く話して客席の反応を確かめていた。
「あ、この人は私と同じHSPだ!」と確信した。
人の感情が瞬時に伝わってきてしまうのだ。
45分の内、最後の10分に言いたい事を爆発させていた。始めから爆発して欲しかった。
その日は正直、思っていたほど面白くなかったが、帰りには出口に立って一人一人に握手をしてくれた。
何となく気になって、2回3回と足を運ぶ内にどんどん話術が冴えてきた。始めから爆発するようになった。
人間性にも興味を持った。
突然アメリカに旅立って、スタンドアップコメディに挑戦したり、日本国内津々浦々出向いて独演会をしたり、今の時期韓国で独演会をしたり、良く言えば行動的、悪く言えば燃え尽き症候群的な生き方に共感を覚えた。
金儲けでなく、生き甲斐を優先させているのだ。
今の時代には稀有な存在で、応援したい。
若人よ。大志を抱け!
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