右手指骨折したら心も折れた
自宅で転んで右手指を複雑骨折した。
痛みに強い人間なので「放っておけば何とかなるだろう」と我慢していた。
手がパンパンに腫れて発熱しているのを見たヘルパーさんが「絶対骨折してる。病院に行って下さい!」と言うので二日後受診した。
左膝も悪かったのにサポーターして動き回っていて悪化していたので一緒にレントゲンを撮ってもらった。
結果はくすり指と小指が複雑骨折。
親指を除いた全ての指が応急処置でぐるぐる巻きに固定された。
左膝も水が溜まっているらしく「サポーター禁止!身体が悲鳴上げてるのに動き回るからこうなる!絶対安静にして」と大目玉を喰らった。
初診で13,000円の請求もきつかった。
利き腕が使えなくなると何もできない。
書くこともタイピングも料理もペットボトルの蓋を開けることも頭を洗ったりタオルで身体を洗うこともできない。
仕事も行けない、左右の足を交互に出して階段の昇降もできない、子どもや親の介助もできない。
私って何のために生きてるのだろう?
毎朝目覚めるたび疑問に思う。
現実逃避するために昼間からまずい酒をあおる。
動画を見る。
夕方にはそれも尽き、薬を飲んで早く眠る。
保護者が送迎必須のイベントに事情を伝え、親子共に欠席する事を伝えた。
事業所は「毎日お子さんが一生懸命練習しているのを見てきたので、今回だけうちが送迎します」と言ってくれた。
当日は私が身体が不自由な中、イベント会場で子どもと落ち合い数時間一緒にいられた。
自分の子どもの演目より幼児が一生懸命取り組んでることや、介護施設にいるご老人が楽しそうに健康体操している姿に涙が止まらなかった。
本当にありがとうございました。
普段泣けない私の良いリフレッシュになりました。
同時に子どもの後見人弁護士と闘っていた。
「一週間後に話し合いします」等言いつつ実際には連絡が続かないこと半年。
僅かな貯えも底をつき骨折の病院代も払えない。
まさか社会的地位がある弁護士がそんな嘘をつく訳がないと信じ込んでいた。
始めから「それは無理です」と言ってくれたら、不動産の売却や他の方法を模索していた。
ずっと「後一週間で」との言葉を信じたからこそ、生活が破綻する状況まで我慢したのだ。
毎日「自分が跡形もなく消えるにはどうしたらいいのか?」と思考を巡らせる。
「雨風凌げる家で消えるのは卑怯じゃない?」
「ホームレスで街の片隅で殺される方が傷つけるのではない?」
との思いが拮抗する。
もうずっと昔から人生に絶望していた。
私が男性なら、正直で誠実であれば最低限の生活は送れたかもしれない。
性虐待を受けていなかったら、実家で仲良く暮らせていたかもしれない。
それでも私は生きていく。
この闇を暴きたい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?