Q:面接でどうしても緊張してしまうのですが、人事の人からはどう見えているものですか?
よく受ける質問です。
A:普通は緊張するよね、と思って見ています
逆に、立て板に水のごとくスラスラ答えられると「むむ、面接慣れしているな」と感じるかもしれません。
少し緊張がほぐれてきたら、ああこっちが本来のこの人だなと思いながら面接を進めています。でも、最後まで緊張していても、それがマイナスになったことはなかったと思います。
ダイアモンドのカラーグレーディングの時は、ブラウン/グレーがかったダイアはブラウン・グレーがないと想定して、マスターストーンと見比べてカラーを決めます。確かにD~Zのカラーグレードは黄色の尺度ですが、ブラウンとグレーを排除して黄色を見るなんて、もはや想像力を超えた作業です。
それよりは「この人の今の状態から緊張を除いたら」と想定する方が楽なものです。
あ、ちょっとマニアックな例えでしたね。最近、宝石の話が全然書けていないもので……。
Q:そうは言っても、対処方法があれば知りたいです
そうですか、やはり緊張しますか。
自分が一次面接をして、後日二次面接の部屋へ案内する時などは、他愛のない話をして緊張をほぐしてもらえるようには心がけているつもりですが、耳に入ってこない人もいるかもしれませんね。
A:これはどうでしょう?
仕組みを知る
まずこちらを(お気に入り)。15分ほどの動画です。
これを観ると、スタンフォードの授業を受けたくなってしまいます。
ドキドキしたり汗が出てきたりするのは、自分に備わった身体の反応です。
身体がこの面接に備えていると知れば、頼もしい味方だと思えませんか?
祈ってみる
面接の部屋へ入る前に「扉の向こうにいる面接官たちの幸運を祈る」という対策を読んだことがあります(何で読んだのか、忘却の彼方)。
そう、自分の成功を祈るのではないのです。少しスピリチュアルかと思われるかもしれませんが、自分が好意的に接していると相手にも伝わりますよね。それと同じことかと思います。
人事ポジションですと、相手も人事で同僚や上司になる人ですので
「騙し合っても仕方ないので、ざっくばらんにいきましょう」
となることが多く、なかなかの楽しさです。
”祈る”のはやりすぎと思ったら、
「話しやすい面接官だといいな」「準備したことを聞かれるといいな」
と”願う”のはいかがでしょう?
とはいえ・・・
一般的に聞かれること ── 志望動機や自己アピールは言えるように、まとめたり練習したりして下さいね。特に転職の場合は、これまでの退職理由を聞かれた時、ネガティブな印象にならないように……。
上司のパワハラ(セクハラ)があったので
人間関係が悪かったので
会社の方針が気に入らなくて
これらは言わなくてもどこの職場でも多かれ少なかれあることでしょうし、そもそも人間関係が良ければ辞める可能性は低くなるかもしれません。
今まで△△を担当したので次は〇〇をやりたかったのですが、組織変更(または会社の方針など)でできなくなり、今回の求人はそれができるので……
みたいな方がポジティブに聞こえませんか?
人材紹介会社を利用する場合は、担当の人に「こういう言い方はどうですか?」と聞いてみると良いですよ。
Good luck!
そんなことも相談できるカウンセリングを、オンラインで行っています。
是非どうぞ!
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