「頭がカオス」が結構好き
週末の2日間、TA(Transactional Analysis:日本語訳は交流分析)の講座を受けていました。TAは独特の用語が多くて、以前にも受けたことはあっても理解が浅い言葉はすっかり忘れていて、また「何だっけ?」からやり直しです。
でも、頭の中に新しいものが詰まって混沌とした感じは嫌いではなく、これが整理されてきて収まるところにストンと収まっていく爽快感を知っているからか、その先のスッキリを求めて消化するのを待っているかのようです。
スペイン語を学習していた時も、脳内が単語で溢れていました。突然、ポンッと単語が飛び出てくるんです。まさにポップアップといった感じに。
「puerta del solって何だっけ?」と。solは太陽だったな、puertaは……門か、という具合に一つ一つ覚えていったのでしょうね。
人称によって動詞が6つもあるので、暗い夜道を歩く時は
soy, eres, es, somos, sois, son……(原形はser)
と呟いていました。暗い夜道は怖いので、呪文のように呟いてしまえ~と思ったのですが、これに返事されても怖いですね。
子供の頃から習っていて、日常生活でも単語を耳にするような英語では起こりませんでしたが、英検1級を受けるぞ、などという時は起こるのかもしれません。その前に、まず準1級でした。
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さてTA。今回は国際TA協会とパートナーシップを結ぶ日本TA協会の講師でしたが、日本でいう「交流分析」と国際TAのTransactional Analysisは少し違うようです。
となると、私が10年ほど前に習ったのは、東洋思想を取り入れて日本風にアレンジした「交流分析」だったようです。TEG(東大式エゴグラム)を使っていましたし。
欧米のものをそのまま取り入れると、言葉の問題や、思想(宗教からくるものも含め)の違いから理解が難しい時がありますので、アレンジが加わるのはわかります。情報が早く、翻訳ソフトも使える今なら違うでしょうけれど、もっと前の話ですから。
ですから、本場が良いとか優劣があるとかではないのでしょう。大事なのは、どう使うか、それがクライエントのためになるか、というところで。
質疑応答に時間を割いてくれる先生だったので、他の人の質問を聞いてもためになりました。私も1日目の夜にテキストを読んでもよくわからなくなったところがあったので、2日目の朝に質問したところ、
「それは良い質問です。これ、どうかな、皆も知りたいかな?(何人かZoomの画面越しに肯いて)じゃあちょっと別の資料で説明しますけど、これはね……」
と詳しく説明があって理解できました。
前述のTAと交流分析についても、それは同じなのかと質問した人がいて知りました。だから積極的に「違う」と広めているわけではないのですが、自分が深く学習したい時には、その先生や団体がどのような流れを汲むのか確認した方が良さそうです。同じ理論・療法であっても色々な考え方が出てくるのですね。
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私の中では、カオスが整理されてスッキリ理解できた状態が、一種の「報酬」になっているのでしょう。ご褒美めがけてレポート3,000字に取り組んでいます。
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