【1_input:人が身体から水分を失う3つの経路と、その役割】
意志の力で自由に行動できるようになりたい。
こんにちは、Hanacoです。
猛暑が続いておりますが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
7月も月末を迎えて、高い空、ジリジリ暑くて眩しい日差し、夏真っ盛り。全国的にも、平均気温が30度を越える日々が続いていおりますね。
外で活動される方々は、はやり日中は、沢山の汗をかかれているのではないでしょうか?
ええ、そうです。私もです。
ですが、実は、意外と空調の効く室内で過ごされている方々も、知らない間に、身体から多くの水分を失っている、、というのは、ご存知でしたでしょうか?
今回は、毎年恒例の夏バテ対策のための水分・栄養摂取、またそれらを無理なく習慣化させるコツについて、皆さまと情報共有して行ければ、と思います。
この記事を読んでくださる皆さまに、少しでも多くの学びとご成長と、幸があらんことを!
私も皆さまから、日々沢山のことを学ばせていただいていおります。
いつも、ありがとうございます。
それでは第2回目の投稿記事、
皆さま本日もご一緒に、それぞれのペースで、ご無理のない範囲で、がんばって参りましょう。
【1_input:人が身体から水分を失う3つの経路と、その役割】
まずはタイトル回収として、目次に沿い、下記の項目を共有させていただければ、と思います。
・温熱性発汗(おんねつせいはっかん)って何?:
難しく言っていますが、要は「身体が熱いと汗をかく」現象のことです。
気温の影響や、運動などで、身体が熱くなると、体温を一定に保つために、脳が自立神経(交感神経)を介して、皮膚の汗腺(エクリン腺)に指令を送り、身体から沢山の汗をかかせます。
この時、「身体中の血管も緩むように~!」と、脳から同時に指令が出され、血管にも拡張が起こり、汗と共に身体の内に溜まった熱放散(ねつほうさん)を行います。
お、なるほど。
だから、人は身体が熱くなると、顔や皮膚の表面が赤くなるのですね。
つまり、皮膚の毛細血管の幅が広がって、赤血球の赤が、肌の表面に浮かび上がるという機序(きじょ)、「仕組み」があるのですね。
ちなみにこの時、血管の拡張と同時に、血圧も一緒に下がりますので、人によっては、脳への血流が弱まって、頭がボーッとしてしまったり、頭痛や立ちくらみなどの、低血圧症状に配慮を要する方も、一定数いらっしゃると思います。
特に、外でバリバリ活動して、交感神経が活発になる日中では、皆さま忙しさのあまり、ご自身では脱水や内熱などの夏バテ症状や、お身体の不調に気付けない、という方々も多くいらっしゃると思います。
天気予報や熱中症マークをチェックして、「今日は暑いな~」と思ったら、階段や足場の悪い所、運転などの活動場面では、少しだけ安全を意識されてのリスク管理を。
今のご自身の体調と、周囲のコンディションを確認するワンクッションを、意識的に設けてみても良いかもしれませんね。
また、人は汗を掻くと水分だけでなく、水溶性のミネラルの(電解質とも云う)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)や、ビタミンC、B群も、身体から一緒に流れて行きます。
ミネラルやビタミンは、食べ物の消化・吸収、身体のエネルギー代謝や、細胞の「浸透圧」を保つために、重要な栄養素です。
「浸透圧」、、つまり、水分を身体の細胞隅々へ浸透させるためには、単に真水を補給するだけでなく、上記のような水と細胞を仲良くさせる、「仲介者」のようなの役割りを果たす成分が、必要とされているのですね。
特にカリウム(K)は身体の水分量の調節に働き、ビタミンB群は、エネルギー代謝にとって大切な栄養素ですから、食欲不振や夏バテ対策のためにも、積極的に摂り入れて行きたい所ですね。
・不感蒸泄(ふかんじょうせつ)って何?:
不感蒸泄(ふかんじょうせつ)とは、
何もせずとも、呼気や皮膚、粘膜などで、ヒトの身体から常に蒸発し続けている水分のことです。
汗の様に目に見えて、その流れが肌の触覚で感じ取れるものではありませんから、意外と意識されたことのいない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
なんやかんやで、夏場は熱中症、脱水予防のための水分摂取の呼びかけが盛んなので、きっと意識的に心掛けて、水分摂取されている方々も多いことでしょう。
ですが、実は日中汗をあまりかかない秋や冬場でも、低気温による空気乾燥などが要因で、人はこの不感蒸泄によっても、身体から多くの水分を失っています。
また、日本列島の気候では、季節風などの影響も相まって、秋・冬にかけては、屋内外共に湿度も下がる傾向にありますね。
つまり、これが空調の効いた屋内のような環境下でも、こまめな水分摂取が勧められている理由なのです。
快適に過ごせるが故に、身体が発しているいつの間にかの脱水サインに気付けず、ついついこまめな水分摂取を忘れてしまいがちになるのですね。
今年の夏は、それほど暑い場所にいる訳でも無いのに、何となく体が怠い、夏バテぎみと感じる。
特にエアコンの効いた屋内での就寝で、夜間や明け方でこむら返りを起こしたり、汗をかいていないのに、起床時に喉の渇きを覚える場合は、この不感蒸泄(ふかんじょうせつ)による、慢性型の隠れ脱水や、電解質の乱れを疑ってみても良いかもしれませんね。
・排尿(はいにょう)と身体の水分均衡について:
排尿は排便と同じく、体に溜まった老廃物を外へ排出する働きを行うと共に、「身体の水分量を調節する働き」があります。
身体の水分量が調節される器官は、発汗以外では、腎臓や膀胱器官がその役割を担っていますね。
ちなみに、排尿によっても、体の水溶性ミネラルや、ビタミンは体外へ排出されて行きます。
腎臓は言わずと知れた、ズバリ、「身体という名の水槽」の「清掃員さん」です。
身体中の細胞を循環してきた赤血球から、老廃物をろ過して、キレイになった水分を身体に再吸収させ、余った水分で尿を生成し、体外へ排出する働きをしてくれています。
おかげで腎臓によって、人の身体の中の電解質バランスと水分量は、常に一定に保たれています。
もし、飲水などで身体の中の水分量が多くなると、腎臓によって尿量は多く生成されます。
逆に、脱水などの理由で、身体の水分量が少なくなると、尿量は少なく生成されるような機序(きじょ)が、腎臓の働きによって調節されています。
そして、少し補足になりますが、人によって「一度に体内に保持できる水分量の比率」と「水分の失われやすさ」には、差異があります。
例えば「筋肉量」です。
その構成成分の約8割が水分である筋肉は、身体の「貯水タンク」といっても過言ではないでしょう。ちなみに「脂肪」は、「水と油」の関係なので、保持できる水分量は少ないです。
また、ご年齢によっても、身体の細胞ひとつ一つが保持できる水分量には、限りがあります。
もちろん、小児の方々よりも成人、ご高齢の方々の方が、加齢による各細胞の水分比率は減っていく傾向にありますね。
個人差はありますが、身体の比重に対しての水分保有率は、小児さん70%台、成人60%台、ご高齢の方になると50%台くらいになるとのことです。
デフォルトで水分を身体に保持できる量が少ない、小児さんやご高齢、筋肉量の少ない方々は、より、こまめな水分補給が必要とされています。
今回の記事は、ここまでとさせていただきます。
次回は、タイトル【2_output:では、具体的に何をすれば良いの?】にて、
引き続き皆さまへ夏バテ対策に有益な情報をご提供できればと思います。
本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
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