わたしの読書の秋
真冬のパリを舞台に、ロマンチックで、ほろ苦く、温かな気持ちにさせてくれる。ひと恋しい季節にピッタリな大人のためのラブストーリー。
主人公は、離婚歴のあるパリの書店主ローラン。彼が恋する女性は、夫を亡くしたばかりの金箔職人。同じパリに住みながら、これまで出会うことのなかったふたりをローランが道端で拾ったバッグが結びつけます。バッグの中身は、モディアノのサイン本、香水瓶、クリーニングの伝票、女性が文章を綴ったモレスキンの赤い手帖。
私たちの人生において、手帖に書かれた筆致だけで、恋焦がれることはあるのでしょうか? 好きな本や作家が同じと言うだけで? 自分とは近いようで遠い感性に触れたことで? まるで初恋のように。大人の男性が、側から見たら、無謀とも思える言動にかられるなんて!
でも、もしかしたら、私たちの運命は、些細なきっかけと偶然の連なりで出来ているのかもしれません。
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初めまして。見て読んで下さって、本当にありがとうございます。これからも楽しみにしていて下さい♡