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フリーランス、チャットツールがありすぎるんだが。【学校の先生、フリーランスになりました。第4回】

公立のフルタイムママ先生を辞め、非常勤講師へと転職したのは2022年4月。

フリーランスになったからこそわかる「なるほど確かに、私は何も知らない」ということが、この1年ゴロゴロ出てきました。わからんことはとにかく、調べては実践し、質問しては実践し、で、なんとか今に至る感じです。

そうだ!教育公務員からフリーランスに転職して、「わぁ!びっくり!」ということを、忘れる前にまとめておこう!

「学校の先生が」というか、私自身が世間知らずということも多々あると思うので、「こいつはこんな状態でフリーになっちまったのか…南無三」くらいに思って見てくれると嬉しいです。


それではいこう!第4回!
チャットツールが大量にありすぎるんだが。


校種や地域にもよるだろうし、私が辞めてから変わった部分もあるだろうが、少なくても私が勤めていた公立校には「チャットツール」は存在しなかった。

私学で働くようになり、teamsで教職員とやりとりできる環境にとても感動したのを覚えている。

フリーランスとして関わるクライアントさんとのやりとりも、当然ながらメールではなく「チャットツール」を介する場合が多い。

転職してからの1年で、私のスマホにはteams・チャットワーク・Slack・Discordのアプリが増えた。

い、いっぱい……😇どこがどれでなにがどうだったか、一生懸命、追いかける!!!笑

こうやって、全く顔を合わせたこともない人たちと、文字を介して一緒に働く。
この状況、学校に勤めていた時だったらまぁありえないよなぁと時々しみじみ。

これはあくまでも私の勤務校は…の話になるが、とにかく、その場の空気を読むことが重要だった。
その場にいること、空気を読むこと、指示されてなくても、周りをよく見て適当だと判断される行動をとること。

誰かに言われたわけではなくても、どうやら学年の先生が校庭で次の準備をしているらしい!となれば駆けつける…みたいなイメージ。それが即座にできる人が賞賛された。
夜遅くまで残って働いている主任+数名が話してなんとなく決まったことが、朝ホワイトボードに書いてあって「こうなったから〜」と言われる、ようなイメージ。

言われてないことを想像する力が必要。で、あると同時に、「適度に鈍感であること」……適当に「選ぶこと」も、必要だった。

なぜなら、全部に対して空気読んで、全部に対して全力で答えてたら、心も身体もおかしくなってしまうから。

察知できる人は「できる範囲でなるべく動く」「どれに答えてどれに答えないかを選ぶ」

鈍感「すぎる」人は、気づかない間にいろんなことが過ぎ去っている、そして、陰で悪口を言われる。「仕事ができない」と思われる。

空気読んで動く人で支えられてるような……そんな感じ、……だと私は思っていた。あくまでも、私はね。

クライアントワークで、顔を合わせない。その場に一緒にはいない。不便に思うことも、ないわけじゃない。
だけど、こういった「雰囲気」を感じ取る必要がなくなった点は私にとって救いだった。

何をやるべきか明確だし、基本的に知りたいことは文字ベースで常に書いてある。あるいは、どこかに格納されているから調べればいい。担当者に問い合わせたっていい。

クライアントワークの中で、雰囲気を察知して追加で何かすることは、純粋に「プラス」になる。感謝される。その分、相手にとってなにがプラスになるのかを、情報の中から読み取らないといけないけれど。
でも、それをしなかったからといって基本的には「マイナス」になることはない。

私のスマホのなかのチャットツールたちは、今日も元気にそれぞれの数字を掲げている。

今、どれに答えて、どれに答えないか。
公私の分けにくさは、フリーランスの難しさ。やまない通知は、チャットツールのデメリット。

けれど、困った時はとりあえず「スタンプ」を押しておけるのも……チャットツールの良さ、かもしれない。

いつもお読みいただきありがとうございます! いただいたサポートは、銭湯巡りで息子たちと瓶牛乳飲むときに使わせていただきます🐄♨️