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50代、まだまだ勉強。一流の世界観から学ぶもの。
※アメブロに投稿した記事を修正・加筆して投稿します。
先日、美容院に行きました。
元々は美容師さんとお喋りする派のわたしですが、近頃は必要最低限の会話のみで、ひたすら雑誌を読んでいます。担当してもらっている美容師さんはあまり会話をしたくないのかな、と、ある時感じましてね。そう切り替えました。
わたし自身はどちらでも有効な時間として捉えるのであまり気にしてませんが。
さて本題に。
先日はこちらの雑誌をチョイスして2時間かけてじっくり読みました。
ラグジュアリーマンションのリノベーションの実例記事を熟読。
リフォームやリノベーションに携わっているわたしですが、わたしの普段の仕事では扱うことがないハイブランドのインテリアや設備のオンパレード。その上、高級な上にオーダーメイドだったりして、もう雲の上の世界観です。
そこに住む人がどのような生活をされるのか、
リアルに想像すら難しいです…(^^;;
そんな、自分とはあまりにもかけ離れた世界であっても、仕事に対する“向き合い方”というところは見ていて参考になるなあ、と感じました。
一流のものというのは、デザインにしても素材にしても妥協が一切なく細部に至るまでどこをとっても一流であるということ。
当然それが出来上がるまでには、一流のプロ、技術者達が関わっているわけです。
そして、それをオーダーするお客様も一流の世界で生きているわけで目が肥えています。
そのお客様に満足していただくものを創り出すには、オーダーを受ける側も一切の妥協は許されないわけです。
その緊張感やプレッシャーは想像を絶します。
そして一流のものというのは、一言で表せないたくさんの“理論”が詰まっているんですよね。
創り出される工程の一つ一つには、なぜその形状なのか?なぜその素材なのか?理由が必ずあり、細部に渡って計算し尽くされた上で創造されています。
どこをとっても奥深い。だからこそ魅力的。
素材やデザインのクオリティの高さはラグジュアリーならではのものではありますが、わたしの仕事にも落とし込める要素はあります。
それは、“理論を持つ”というところ。
例えばお客様に提案するプランなら、その一つ一つの要素(素材や色、デザインなど)について、なぜそれを提案するのか?きちんと説明が出来なければならないのです。
ただ安価だから、人気だからという表面的な事しか言えないようでは、お客様にとって最適なものを提案しているとは言えませんし、そういう選択の仕方であれば、何もプランナー が提案しなくても、ホームセンターや家電量販店に行って店員さんに聞けば事足りてしまう内容です。
ラグジュアリーマンションという、全てが一流の仕事を誌面で垣間見て、プロとしての知識と提案のクオリティを上げるために、わたしには何が必要なのか(何が足りていないのか)がより鮮明になりました。
まだまだ勉強すべきことも見るべきものもたくさんあるなあ、と実感。
今改めて、デザインや素材の知識を勉強しています。
誠実な仕事にはきちんと理論があります。
土台が大事。