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#6アドラー心理学で「子どものやる気」を引き出す本    著者:星一郎

子どもが大きく伸びる”きっかけになる本

小学生くらいまでには、共同体感覚(人間は一人では生きていけないから、みんなが協力し合っていい関係を作ろう)を子どもの心に育てておく必要がある!なぜなら、この感覚で”自信”を身につけさせることができるからだ。”自信”がなければ、子どもたちがいざ、社会に出た時に、現代社会のような問題が多発し、親、子どもともに大きな負担となってしまいます。
自信のある子ども=やる気を育てる
本書の目次
1章:子どもの能力を上手に引き出すために
2章:「自分で考える力」はこうして生まれる!
3章:子どもに自信をつける30の方法
このnoteでは、厳選してお伝えします
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「自分の力で歩いていける子」に共通すること

 何をやるにしても、必要な”心の条件”がある。それは”自己尊重”だ。人は、生きていく中で、”周囲の人々との関わり”は避けては通れない。だからこそ、ありのままの自分を愛し、周囲の人々を愛し、周囲の人から愛され、自分の力を豊かな世の中の実現のために十分に発揮しなければならない。
 そもそも、子どもは「自分が好き」なのです。大人は、その気持ちを守ってあげなければならない。そのために、「あなたは他の誰とも違う、かけがえのない存在」という視点を持ち続けることが最も重要である。

さらに伸びる「ほめ方」、それ以上伸びない「ほめ方」

✖ 「手伝ってくれていい子だね!お兄ちゃんに比べていい子だよ!」
〇 「お手伝いしてくれてありがとう!お母さん、うれしいいな!」
 さて、この二つの違いはなにだろうか。
 それは、褒める視点だ。アドラー心理学では、前者のほめ方を進めない。「いい子」というのは、子どもの「人格」への評価である。そうなると、子どもは、「こういうことをすればお母さんは喜ぶんだ」と認識してしまう。
 一方、後者は、「行動」を評価したものである。この認識は、「自分は、人のために役立つんだ」と、貢献の喜びを覚える。
子どもは、自分が人のために何ができるかが分かれば、自分に自信を持つことができ、自分を好きになれるのです。

”性格”を変えるよりも”視点”を変える

 あなたにも、お子さんにも欠点を持っている。
本人は「内気な性格が嫌いだ」と思い込んでいるかもしれないが、正確をガラリと変えることは難しい。それよりも、”内気で暗い”はなく、”口下手”なのだと捉え治してみませんか?口下手は聞き上手につなげることができる。この思考を持てば、前よりも自分を受け入れることもでき、自分に自信を持つことへつながります。この視点を、子どもへも利用して、プラスプラスへ視点を変えていきましょう!

「いつもワガママ」ではなく、「ワガママな時がある」と指摘する

 まず、「嫌い」と「悪い」を区別することが前提である。
「嫌い」=「悪」ではありません。そのうえで、「嫌いな部分が一時的なものだ」ということをはっきり伝える。
 「あなたはいつもワガママね」というのではなく、「時々ワガママな態度をとることがあるわね」と、言い換えてあげます。
 子どもは、自分のしたことで嫌いなことはすべて「ワガママな自分」の性にしてしまうので、その思い込みから解き放してあげることが必要となります。
 また、子どもに客観的に自分を見る視点を持たせることができるのです。これは、「ありのままの自分」を見ている証です。
 子どもが自分の嫌いな所を見つけることができたら、自己受容から自信への段階を踏むことができるのです。

「正しい、間違ってる」より「嫌だ、迷惑だ」で意見を言う

✖ 「お母さんが嫌だからやめて」
〇 「お母さん、こういうところで騒ぐのは嫌だからやめてね。そうでないと、今後は一緒に来たくないな」
子どもの行為をとがめるとき、親は「叱る」のではなく、「自分の意見を言う」ことが大切。「正しい、間違っている」という価値判断を押し付けるのではなく、自分にとって「嫌いだ」「迷惑だ」と事実を伝え、「だからやめて」という風にストレートに伝えることが重要。そうすることで、他者と関わる中で、自分の行動を考えることができていくようになっていきます。

「人格」を認めたうえで、「行為そのもの」を注意する

Q,子どもに”マイナスのレッテル”を張っていませんか?
✖ 「そんな噓つきの子どもに育てた覚えはありません」
〇 「あなたが、どうして嘘をついたかわかったわ。でも、うそをつかれた人はとっても傷つきの。お母さんもつらかったな」
 前者は、子どもの行為と人格が完全にに混同してしまっている。親から嘘つきのレッテルを張られてしまうと、「自分は悪い子」という気持ちが残ってしまいます。しかし、後者は、「噓をつく」という行為は人を傷つける行為という客観的に捉えることができる。それを認めても、子どもの人格に傷がつくことはありません。このように、子どもの行為をはっきり取り上げて、それに対して意見を言うようにしましょう

まとめ

 この世の中には様々な視点が存在する。「アドラー心理学」はたった一つの視点でしかない。しかし、その一つの視点や軸がなく、子育てや教育に迷っているのであれば、ぜひこのアドラー心理学の視点を実践してみてほしい。自分自身の視点を変えることで、周りの人を変えることができるのです。本書は、様々な事例から、子どもの関わり方、見方、言葉がけのはっきりした考えが書かれている。子どもと関わる中で、つまずきを感じている方はぜひ、1冊お手元に!
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