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【子育て】子どもに「学校を休みたい」と言われたら?
お子さんから「今日は、学校を休みたい」と言われたことはありませんか?
我が家でも時々起きるこの状況を通して、親と子の向き合い方を考えます。
理想→ 優しく見守る
私の思う理想の対応はこんな感じ。
まずは「休みたい」と言ってきた子どもをそのまま受容します。
温めたミルクを差出し「どうしたの?話してみて」と静かに寄り添うのもいいかもしれません。
もし子供が話したくなければ、理由は追及はしません。
「言いたくないならいいよ。でも、お母さんはいつでも聞く準備できてるからね」と伝えるだけ。
休むことを受け入れたら、子供には一日リラックスできる時間を与えます。
映画を観たり、クッキーを焼いたり、森に散歩に行ったり…(森なんてこの辺にはないけど)
やがて心がほどけた子供はぽつりぽつりと自分の言葉で話しだし、
「そうか、そういう気持ちだったんだね。」と、ゆっくり子供を抱きしめます。
現実→ 「とりあえず、熱、はかってみ。」
でも、現実はそううまくいかないっ!
子どもは単なる不機嫌モードで「お母さん、今日、休む」しか言ってきません。
不機嫌には不機嫌で返したくなるもの。
私の口から出るのは「とりあえず、熱、はかってみ。」
体温計は「36.9℃」。
ビミョー、、、。
37.5℃以上が発熱なので「発熱なし=登校OK」、なんならむしろ行ってもらいたい。
でも、「学校休みたい」は子供からのSOS。
休ませた方がいいんじゃない?
迷いに迷って休ませたものの、ゲームをしたりYouTubeに爆笑している我が子を見ようものなら、
「いやいや、あなた。熱もないし元気なら学校に行けたよね?」
と心の中でツッコミが止まりません。
「このまま休み癖がつくのでは?」とか
「なんでもすぐに投げ出す子になってしまうのでは?」なんて、
未来を予測しては不安のぐるぐるが止まりません…。
最終的には、「私の予定もくるったしっ!」なんて(笑。
はぁ~、、、、
心が狭い残念な親。
今度は自分にがっくりきます。
子どもの「学校を休みたい」に私たち親はなぜこんなに動揺するのか?
ここで立ち止まって考えてみましょう。
私たち親は、子どもからの「学校を休みたい」にどうしてこんなに反応してしまうのでしょう?
理由のひとつは、子どもの「学校を休みたい」が想定していた形とは違う状態で飛んでくるから、かもしれません。
我が子に「学校を休みたい」と言われたら理由を聞かずに休ませよう、わたしはずっとそんな風に思っていました。
しかしそれは、しょんぼり言われた場合だけ。
現実はそうじゃない。
子どもからくるのは、
不機嫌、かつ、ついで、みたいなノリで
「お母さん、今日、学校休む」。
あれ?
想定したいたヤツと違うんですけど、、、?
育児中の私たちには、想定通りの形で問が出されることなど、まずありません。
これって私の価値観なのでは?
さらに、親としてのエゴも絡みます。「なんでもすぐに投げ出す人間になってしまうのでは、、、」という不安。
なんでもすぐに投げ出す人間・・・。
感覚的にそういう人間にはなりたくないとは思うけど、
「なんでもすぐに投げ出す人間」の一体何がそんなにいけないのでしょうか?
そこに絶対的な答えはないし、何より、それがいけないかどうかを決めるのは子供自身です。
正解はない、まずは一回深呼吸
子供の成長はグラデーションです。
故に、忙しい我々親は、日々少しずつ厚みを増す我が子の自我にも気づきにくいものです。
「学校を休みたい」には動揺しますが、そんな時はむしろチャンス!
この子は一体どうしたいのかな?
日頃、私の価値観を押し付けていないかな?
まずは、温かいをミルクを囲んで、、、
なんて理想は難しくても
(少なくとも、わたしは初動ではできそうもない)、ひとまず1回深呼吸。
そして、深呼吸したその手で子どもの柔らかなほっぺを包んでみましょ。
「熱、はかってみ」
は、その後で・・・(笑。