#124 寝室にスマホは持ち込むな！？ 「プチネット断食」
ベッドでスマホ、使ってますか？
「スマホを目覚ましにしてる」
「睡眠アプリを使ってるから」
こういう方も、きっと多いですよね。
「朝起きたら、メールをチェックしたい」
という方もいるでしょう。
ただ、ベッドの中でスマホを使うと
❌ 睡眠の質が下がる
❌ メンタルを病みやすくなる
❌ 頭の働きが悪くなる
などの悪影響が出てしまいます。
睡眠の質が下がる
寝る前にスマホを使うと、
寝つきが悪くなる原因になります。
なぜかというと、
スマホを見ることで
✔️ 交感神経が優位になりやすくなるから。
自律神経には、
交感神経と副交感神経がありますよね。
交感神経は、体を活動モードに。
副交感神経は、体をリラックスモードにします。
寝る前に、
副交感神経が優位になると、
寝つきもスムーズになるわけです。
ところが、
寝る前にSNSやスマホゲーム、
ネットを見ると、
脳が興奮して、交感神経が優位になります。
それが、寝つきを悪くしてしまうのです。
また、スマホの光によって、
✔️ 睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌が
おさえられてしまいます。
メラトニンは、
暗くなると分泌される脳内物質。
これが増えると、
私たちは眠くなるのですが、
光が目に入ると分泌がおさえられて、
目が冴えてしまうのです。
すると、さらに
「いつまでたっても眠れない」
という状況になりやすくなるのです。
メンタルを病みやすくなる
眠れなくなるだけでも、
メンタルを病む原因になりますが、
✔️ 朝にニュースやSNSを見ることも、
メンタル悪化につながります。
ニュースやSNSを見ていると、必ず
「 ネガティブな情報 」も目に入りますよね。
芸能人の不倫や事故などのニュース、
社会への怒りや文句の投稿、
アンチコメントなど…
ネガティブな情報ほど注目されやすいので、
目に入るニュースや投稿にも、
ネガティブなものが多くなります。
これらを、目覚めたばかりの
「 頭が無防備なとき 」に見ると、
メンタルが直に攻撃を受けてしまうのです。
2015年に、心理学者の
ショーン・エイカーらが行った研究では、
朝に3分間、
ネガティブなニュースを見た人たちは、
見なかった人たちに比べて、
その日1日ネガティブな気分になりやすくなった
とのこと。
また、ニュースだけでなく、
・SNSでのネガティブな内容の投稿
・友人の結婚・出産報告
なども、ストレスレベルを
一気に上げるのだとか。
結婚報告などは、
自分のメンタルが安定していれば、
素直に祝えますよね。
でも、自分がつらいときに見ると
「 自分はこんなにつらいのに、
この子は幸せそうにしてる… 」
と、不安や焦りを感じる原因になるので、
「ネガティブな情報」になってしまうのです。
頭の働きが悪くなる
朝のストレスは、
頭の働きにも影響します。
ペンシルバニア州立大学の研究では、
「 今日はストレスが多そう 」と
朝に考えただけで、その日1日の
ワーキングメモリの働きが落ちる
ということがわかりました。
「ワーキングメモリ」は、
短期記憶や集中力、判断力などを
コントロールしている脳の機能。
つまり、
✔️ 朝にネガティブなことを考えただけで、
その日1日の脳機能が下がってしまう
というわけです。
寝室にはスマホを持ち込まない！
では、これらを防ぐには
どうしたらいいのでしょうか？
オススメは、
✅ 寝室にデジタル機器を持ち込まないこと
です。
それだけで、
寝る前に脳が興奮することも、
起きてすぐにネガティブな情報が入ることも、
大幅に減ります。
「なにもないと、逆に寝つけない」
という方は、
✔️ 紙の本か、Kindleで本を読む
ようにしてみてください。
Kindleは目に優しいつくりになってるので、
メラトニン分泌がそこまで
おさえられません。
✅ 朝と夜だけ「プチネット断食」をする
ことで、
睡眠もメンタルも、大きく改善できます。
まとめ
ベッドでスマホを使うことで、
睡眠・メンタル・頭の働きに悪影響が出ます。
「最近よく眠れない」
「最近ネガティブになりがち」
こう悩んでいたら、
✅ 寝室にスマホは持ち込まない
ようにしてみてください。
「なにもないと、逆に寝つけない」
という場合は、
✅ 紙の本か、Kindleで本を読む
ようにしましょう。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
この記事は、こちらの本を参考にしました↓
いいなと思ったら応援しよう！
