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#39 気分が落ちこむ・甘いものが食べたくなる「冬季うつ病」
最近、甘いものをたくさん食べてませんか?
メンタルが不安定になったり、
「いくら寝ても足りない」と感じてませんか?
もし、寒くなってからこのようなことが
多くなったとしたら、それは
「冬季うつ病」かもしれません。
冬季うつ病とは?
冬季うつ病は、晩秋〜冬の間になりやすくなる「季節性のうつ病」のことです。
冬季うつ病になると、次のような症状が出ます。
✖️体調を崩す
✖️やる気がなくなる
✖️メンタルが不安定になる
✖️いくら寝ても足りない(過眠)
✖️甘いものを食べすぎる(過食)
「うつ病」と似てますが、
大きく違うのは季節性なこと。
冬季うつ病は、冬が明けると治ったり、
毎年同じ時期に不調になることが多いです。
なぜ冬だけなるのか?
冬季うつ病の大きな原因は、「日光不足」です。
冬になると、日照時間が減りますよね。
しかも、天気が悪い日も多いです。
日光不足になると、脳内物質「セロトニン」が
分泌されにくくなります。
セロトニンの別名は「しあわせホルモン」。
その名のとおり、分泌されると
メンタルが安定したり、
不安やネガティブな気持ちが解消されます。
さらに、睡眠の質を上げる、
食欲をコントロールする役割もあります。
日光不足でセロトニンが足りなくなると、
これらをコントロールできなくなって、
メンタル不安定・寝すぎ・食べすぎ
が起きてしまいます。
どう対策すればいい?
もし、上の症状が当てはまったとしたら、
どう対処したらいいのでしょうか?
大事なポイントは、次の2つです。
✅ 積極的に日光を浴びる
冬場は、朝の暗いうちに出勤して、
夜に帰宅することも多いですよね。
「明るい時間に外に出てなかった」
ということもあるでしょう。
できれば、
昼休みに外に出たり、
休日の日中は散歩したり、
積極的に日光を浴びてください。
20〜30分、日光を浴びるだけでも、
セロトニンの分泌が促されます。
✅ バナナ、大豆製品、乳製品を食べる
セロトニンの原料となるのが、
「トリプトファン」という必須アミノ酸。
これが足りないと、
セロトニンが作られなくなってしまいます。
トリプトファンは、
次の食材に多く含まれています。
⭕️ 大豆製品(豆腐、納豆、味噌など)
⭕️ 乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズなど)
⭕️ バナナ
⭕️ ナッツなどの豆類
⭕️ 卵
ふだんの食事に入ってる食材も多いので、
トリプトファンが不足することは
あまり無いのですが、
「冬季うつ病」のときは偏ったものを
食べてしまいがち。
上の食材をバランスよく食べて、
トリプトファンを積極的にとっていきましょう。
まとめ
「甘いもののドカ食いがひどくなった」
「最近メンタルが不安定」
そんなときは、
次の2つを意識して、
冬季うつ病対策をしてみてください。
✅ 積極的に日光を浴びる
✅ バナナ、大豆製品、乳製品を食べる
寒くて暗い今の時期、
健康な人でも落ちこみやすくなります。
しあわせホルモン「セロトニン」を分泌させて、つらい時期を乗り切りましょう。
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この記事はこちらの本を参考にしました↓
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