#97 悪い習慣もこれでやめられる? 「工程を増やす」
やめたい習慣、ありますか?
「タバコをやめたいけど、つい吸ってしまう」
「お酒の飲みすぎをどうにかしたい、
でもやめられない」
こんな悩み、きっと誰しもありますよね。
私も、甘いもののドカ食いが
止まらない時期がありました。
1回でも習慣になってしまうと、
やめるのも難しいものです。
そんな悪い習慣も、
工程を増やすことで、
やめられるかもしれません。
悪い習慣を 「面倒くさく」 する
「工程を増やす」って、
あんまりピンと来ないですよね。
要するに、
✅ やめたい習慣を、面倒くさくする
のです。
例えば、お菓子のドカ食いをやめたいとします。
テーブルの上にお菓子を置いてたら、
簡単にパクパク食べちゃいますよね。
そこで、
お菓子を引き出しの中や、
箱の中に入れます。
すると、食べる前に
▶️ 引き出しや箱から、お菓子を取りだす
って工程がはさまりますよね。
こうすると、お菓子を食べるのも
少し面倒くさくなります。
「それくらいじゃ、そんなに面倒じゃない」
と思ったら、もっと工程を入れましょう。
例えば、
お菓子をチャック付きの袋に入れて、
引き出しの中に入れるとか。
そうすると、食べるまでに
引き出しを開ける
↓
袋を取りだす
↓
チャックを開ける
と3つも工程がはさまるので、
格段に食べにくくなります。
タバコやお酒なども、同じように
「手に入れるまでを面倒くさくする」ことで、
「ついやっちゃう」が激減します。
「きっかけ」 に気づく
工程を増やすのがなぜ効果的かというと、
習慣の「きっかけ」がなくなるからです。
いい習慣も悪い習慣も、
だいたい「きっかけ」があるもの。
例えば、
▶️ お風呂から上がったら、歯磨きする
みたいな感じですね。
歯磨きのきっかけが、
「お風呂から上がる」になってるわけです。
悪い習慣も、
何かしらのきっかけがあります。
もし、テレビをつい見すぎてしまうなら、
✖️ソファに座って、リモコンを手に取る
などが、
きっかけになってるのかもしれません。
そこで、
リモコンを引き出しに入れたり、
ソファから遠い場所に置きます。
すると、「きっかけ」が難しくなるので、
テレビを見ることも自然と減るのです。
見えないと、欲しくなくなる
また、
✅ 目に入るところに置かない
のも、効果的です。
「酒をやめたいなら、家中の酒をまず片付けろ」
とかって、よく言いますよね。
これは科学的にも正しくて、
目に入るところに置かないことで、
脳の「報酬システム」が働きにくくなります。
そもそも、
「悪いと分かってるのにやめられない」理由は、
脳の「報酬システム」が、
目先の誘惑に弱いからです。
報酬システムは、
「すぐに手に入りそうなもの」に
強く反応します。
一方で、
「目の前にない、すぐには手に入らないもの」
には、あまり反応しません。
そのため、
✅ 工程を増やす
✅ 目に入らないようにする
ということをすると、
「どうしても欲しい!」
と思うことが減るのです。
やめたいものがあったら、
✔︎ 家から無くす
✔︎ 引き出しなどにしまう
ようにしましょう。
まとめ
お酒やタバコ、お菓子のドカ食いなど、
やめたい習慣があったら、
この2つを試してみてください。
✅ 工程を増やして、面倒くさくする
✅ 目に入るところに置かない
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この記事は、こちらの本を参考にしました↓