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キリル・ペトレンコの悲愴を聴いてたら時間が溶けた

リンク先から無料プレイリストに飛べます。

ベルリンフィルのデジタルコンサートホールという素晴らしいサブスクリプションがあり、家人のお裾分けで度々聴いているのですが

基本、聴きながらご飯食べたり、コーヒー飲んだり、スマホ見たりなんか読んだりの「ながら聴き」です。

んがしかし、時々「ながら聴き」のつもりがうっかり聞き惚れるというか、集中がそちらへ持って行かれる瞬間がたまにあります。そんな演奏でした。

次のリンクのインタビューでも語っていますが、これは「2015年6月21日、キリル・ペトレンコがベルリン・フィルの次期首席指揮者に選ばれて」から、その後初めての登場となった時のチャイコフスキーの交響曲第六番「悲愴」の演奏だそうです。

めちゃくちゃ有名曲、を、ものすごい集中力で演奏されてます。無料公開されてるのすごい。


オーケストラにとっては、「自分は正しい指揮者を選んだのか?」という事が問われ、指揮者にとっては、観客とオケに、自分の音楽を納得させ、これが「正解だ」「正しい選択をしたのだ」と思わせなければならない、特別な機会だとペトレンコは言っています。

インタビュアーのオラフ・マニンガーさん、大変かっこよい・・・ごほん。

マニンガー氏はチェリストで、このデジタルコンサートホールを開設した方だそうです。

曰く、オケが新しい指揮者を決めるに当たり、適切な感情表現ができる人を求めて、彼を選んだと。キリル・ペトレンコに対して「心から歓迎しています。」という時の態度が、完全に「対等」な感じがします。

へりくだって喜ぶのでもなく、高圧的でもなく、緊張感と確信をもった「歓迎」の雰囲気です。好ましい・・・。

ペトレンコ氏は、本当の音楽は言葉で言いあらわせない部分があると言っています。音楽家が言葉で表さず、音楽で表した物語を指揮者なりに読み解き(これが作曲家の思い描いた物と同一である必要はないらしい)、適切に、短い時間で80人のトッププレイヤー集団と共有することが必要。

そして、本番の「ここぞ!」と言うときに感情を最高潮に持っていく、ということを今回は意識したと言っています。

すごい。わからんけどすごいことはわかります。

名演。なぜか音の設定が小さいのがたまにきず・・・。

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