愚かな選択を良しとする力
過去を振り返れば、「いやはや、愚かだな〜」と思う選択がいくつもあります。
大人になるって不思議なことで、過去にあの選択をしたのは私なのに、今の私がそれを思い出して恥ずかしくなったり後悔したり、あんな過去は消してしまいたいと思ったりするわけです。
あの時の私も、私なのに。同じ入れ物に入っているのに。なぜ、物事への判断が変わるのだろう。あの時の私は、なんだったんだろう。
そんな不思議な気持ちになる最近です。
でも体は3ヶ月で生まれ変わるから、3ヶ月より前の私はもう存在しないものなんだと嬉しくなった記事も前に書いています。テンション高いな、この記事。
そう、あの時あの選択をした私は、もう今の私とは別人なのですよね。
それでも「私だったもの」が選択した内容を、今の私は「愚かだ…」と思うことが多々あるのです。
なんで、あんなこと言っちゃったかな〜とか。
なんで、断らないでついてっちゃったかな〜とか。
なんで、そこであきらめちゃうかな〜とか。
でも年を重ねて、「私だったもの」が選択した間違いを見つけながら、「それも良し」と考えられる力がついてきました。
あの時あの選択をしたから、今がある。その今は、なかなか悪くないもんです。別の道があったかもしれないけど、今の道が自分にはベストだな〜と、じんわり感じるのです。
この「それも良し」の力はすごい。全てを包み込み、許し、肯定します。
この力がついた今こそ、物事を安心して選択できる私がいます。
どの道を選んでも大丈夫。私はこの後、「それも良し」と感じることができるから。これは、私の私への信頼感なんですね。
___________________
2024年のテーマは、やめるまで楽しむこと。手放すことを恐れず、その瞬間までを楽しめばいい。そんなハマダのこだわり記事はこちらに収めます。
最近参加している「書く部」はこちら
ハマダユイ
ソーシャルワーカー12年目。大学教員をやりながら、相談室バオバブで個別相談を受けている。精神疾患にまつわる悩み事、家族のこと、人間関係のこと、仕事のこと…。いろんな人と一緒に作戦会議を開く毎日。
バオバブはこちら