ラーメンじゃない、富山ブラックという名の枝豆
ラーメンの世界では、結構名を馳せている「富山ブラック」。
真っ黒なしょっぱいスープに太い麺。白いご飯とともにいただくラーメンは、富山の名物のひとつでもあります。
さて、その有名な「富山ブラック」の名を冠した枝豆が富山にはあります。
生まれは富山県射水市。
それまで培っていた大豆栽培のノウハウを活用し、流通量の少ない黒大豆「たんくろう」を使って平成17年より枝豆栽培が始まり、「富山ブラック」が誕生しました。
やや小ぶりながら、豆は甘みとコクが強く、噛みしめるほどに美味しくて、塩ゆでをいただけば、ついついビールが進んでしまいます。
まだ季節的にさやでは売っていませんが、先日よく行く近所の食料品店で、見つけてしまいました、冷凍の大袋。
「入ったばかりなんですよー」
と店員。どおりで今まで見なかったわけだわ。
「この枝豆、美味しいですよね」
と軽く会話を交わしながら1キロ入りの冷凍枝豆を早速購入。980円也。
普通の家で一度に使うにはかなりな量のそれは、残念ながらバラ凍結はされないので、半解凍して小分けして、保存。
早速玉ねぎ麹とパセリで和えて豆サラダに。
濃厚な豆の味をダイレクトに感じることのできる豆好きとしてはたまらないサラダになりました。
炒め物に、ポタージュに。そしてちょっと料理に彩を添えたいときに、あると何かと便利な枝豆。
せっかく地方にいるのだから、その地のものをなるべく食卓に取り入れたい――冷凍ものでそれができるのは、うれしい限りです。