【実食】BUSSIN SNACKS REVIEW!
湖池屋 『カラムーチョSTRONG シラチャーチリソース味』
シラチャ―ソース───タイの小さな食堂で生まれ、海を渡ったアメリカにて商品化されたチリソース
アメリカでは一家に一本と言われているくらい定番のソース。日本でもここ数年で認知度が一気に高まりましたね。
シラチャ―ソースを口にしたことが無い方に説明しますと、唐辛子の辛さと酸味、追いかけてくるようなガーリックの旨味を感じます。そして少しの鮮魚感。
とても癖になる味をしています。例えば、フライドポテト単体でも美味しいのに、ケチャップが添えて出されたら付けて食べてしまいますよね。そんな中毒性がございます。
レビュースタート
パッケージのポテトの色からして、シラチャ―ソースにジュクジュクに漬け込んだであろう濃そ~な味を想像してしまいますね。
アジアの伝統文様を思わせる紫や花の柄。一目で辛いと分かる唐辛子の写真。そして、
タイ女性の正装である『シワーライ』を着たヒーおばあちゃん。たいへん良く似合っているが、着させられている理由をわかっていないようなボケっとした顔は、お年寄り特有の無の怖さをおぼえます。
日本では見慣れないタイ文字がパッケージいっぱいに書かれていることから、お察しの方もいると思いますが、こちらはタイ限定販売の物です。逆輸入商品というわけです。
それでは裏面も見てみましょう。
馬鈴薯と書かれていますね。ジャガイモのことですが、行政等においては馬鈴薯という呼び名が用いられているそうです。ちなみにカルビーのポテチの裏面には「じゃがいも」と書いてあって、なぜかなんだか可愛いなと思ってしまいました。
海外製品によくみられる、日本語版のシールだけ貼りましたみたいなこのパッケージは正直言って好みです。
文字間隔ギュウギュウで余白だらけなのも良いです。
ご覧ください!無表情一徹かと思われていたヒーおばあちゃんが楽しそうに笑っています。こんな表情も魅せるんですね。綺麗な花まで用意してもらって、なにがそんなに嬉しいのでしょうか。
また無に戻ってしまいました。もしかしたら花や風船は用意されたものではなく、自らが用意したものかもしれませんね。一人のパーティってのもいいものですよね。
…ところで、ヒーおばあちゃんの前の皿に乗っているベージュ色のものは何なのでしょうか。
僕が予想するに、カラムーチョの表面だけをねぶりとり(舐め取り)、フニャフニャになったポテチでしょう。そのポテチは捨てている、もしくはコロッケやポテトサラダにアレンジしていると思います。
QRコードが載っています。リンク先がFacebookなのが海外(タイ)っぽいですね(?)。
せっかくなので読み込んでみましょう。
ヘッダーが冬仕様になっています。?となっている商品が気になりますね~
うわ!美味しそう!なになに~ オイスターブレード(みすじ肉)の赤ワインナンプラー肉サラダにカラムーチョのピューレ、、オムレツみたいなのはカラムーチョのピューレか! それと、タイカレーパスタ…絶対うまいやんね… あとは、フィッシュアンドカラムーチョチップスウィズ ユズスパイシーソース いいじゃんいいじゃん!なるほどね、カラムーチョを活用したレシピの公開か。
男しか生き残ってない星のお子様ランチみたいで最高ですね。
火鍋味ですか、良いですね。チーパオ(チャイナドレス)で着飾ったヒーおばあちゃん、似合ってますね。
何故かドデカイカラムーチョと滝下りをしています。勇敢です。
何故かゴリラもいますね。
クラブ…椅子の感じからしてホストクラブのような気もしますが、何故かここにもゴリラがいます。
泣いちゃった…
ゴリラからの無神経な言葉に傷ついてしまったのでしょうか。このゴリラとは生活を共にしているのでしょうか。ところで一体このゴリラは誰なのでしょうか?
…湖池屋 「スコーン」の公式キャラクターでした。
食べます
袋の封は日本製よりも硬い気がします。しかたなく歯を使って開けたのですがキレ方(割かれ方)も違う気がします。普段のスーという感じではなくバリバリバリという切れ方。袋に使ってる素材が違うのでしょうか。
開いた袋の中に顔を入れてにおいを嗅いでみたところ、日清トムヤムクンヌードルのペーストの香りという印象を受けました。
パッケージのように全体の色が赤っぽくなっているわけではなく、細かい粉(フレーバー)を振りかけたマダラ模様です。よくある味付きポテトチップスと同じですね。
写真では上手く写せていませんが、実際はこのような色をしています↓↓↓↓↓
けっつっつっつこう濃い色です。ピザポテトについているチーズの濃さよりも濃いです。それでも、辛そう!という色ではなく、人参のお菓子かなと思わされる優しい橙の濃さです。
いただきます
あ、辛い! あ、美味い!
一口目からその辛みを感じます。ですがさすがカラムーチョ、しっかりと芋の旨味を感じられます。
辛い物好きと方々に公言しているかたなら難なく食べられる辛さでしょう。
食感はポテチと言うよりも、薄いクッキーかのようで、ザクザクと、新雪を踏むかのような咀嚼音が骨に響きわたります。
そしてこの味、実にシラチャ―である。シラチャ―ソース同様、とても癖になる味付けです。
次!次!次!この味どんどんこい!と手とまらず口に運んでしまうその様子は まさに
食事のぶつかり稽古。
辛さの中からガーリックの旨味が舌に染み込み、それをほんの少しのフレッシュな酸味が撫でていく。
ああ、
目を閉じるとここはもう、
タイ
食べてる最中から胃がポカポカしてきます。
おっ、ジョジョに辛みが大きくなって来ました!
辛みのせいで舌が風船のように膨らんでいる感覚に陥ります!ヒリヒリとした痛み!鳥が舌を啄(ついば)んでいるかのようです!呼吸するたび、舌から出る辛みの蒸気が食道を通っていきます!いま食道に触れたら火傷してしまうでしょう!温泉地にある触れはいけない管のように!胃のポカポカは次第にボコボコに!沸騰沸騰!全身に熱を持ち出した私は、まるで人間カイロだ!かァァ!
これだ。これが辛みだ。夢中になる味覚だ。
辛みという味覚は確実に存在する。そしてそれは鍛えれば鍛えるほどに強くなっていく。
この辛味を乗り越えた先に見える世界…
「俺はまだまだ強くなれる」
そう思わせてくれるのが辛みの持ち味、醍醐味だ。
どれだけ辛くても、このポテチは酸味を感じることが出来ます。
酸味と言っても、全校生徒の中に1人だけ左利きがいる 程度のもの。
だがそれでいい。それでいい。辛さにつられて酸味まで強く作っていたら、バランスが崩れていただろう。このブレンド(配合)に金賞授与。
たまに大当たりがある。ピザポテト大好きな者がよく語っているあれです。「めっちゃチーズついてる」というあれです。それと同じく、めっちゃシラチャーの一枚が存在しています。
加湿器用アロマ~シラチャーの香り~を鼻から飲んだかのような、強いシラチャーの香り強さな一枚がたまにあります。親ポテトとも言っていいでしょう。ボスポテトとも。
最後まで止まりません。いや、止められない。辛みの波が追ってきているからです。急いでゴールへ辿り着きたい。その一心で食べ進めることになります。
それでも美味しさは確かにそこにある。辛さの中に旨味あり。この言葉を体現したかのような逸品でした。美味しかったです。
ヘュウ ヘュゥ ヘュウ ハュウ(熱をおびた舌を冷ます息の、漏れる音)
舌ヒリヒリ 食後は誰もがミニオンになります。
ごちそうさまでした!
星☆☆☆☆☆5つです!(どんな食べ物も感謝感謝なので、すべての食材に星5つ)
おわり
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