空振り、または大暴投
唯一の趣味、大好きな読書であるだけに、選書に失敗した際の精神的ダメージが大きい。
週末に読了したミステリーが酷かった。「小さじ1杯のカルピスをバケツの水の中に投入したような、薄〜い読み味。コクも旨味もあったもんじゃない」などとする毒まみれの悪口雑言をSNS「読書メーター」に吐いたところ。
「読書メーター」では、選書の傾向が似ていて信頼できる感想をアップしている方をフォローして参考にしている。さらに新聞や雑誌の書評欄もなるべく広くチェックするなど、“選球眼”の研鑽に努めているつもりなのに、たまにこんな大チョンボをやらかす。
遊びも仕事も、真剣に取り組まないと面白くないし、ツラい。
タモリの名言が話題になったことがある。本当に本人が言ったかどうかは知らないが、「いかにも言いそう」ではある。
「真剣にやれよ!仕事じゃねぇんだぞ!」
「仕事に遅刻してくるやつは許せるが、遊びに遅れてくるやつは許せない」
「仕事よりも趣味の方が絶対に楽しいはずで、楽しい趣味に真剣になれない人が楽しくない仕事に真剣になれるはずがない」
趣味は、“余暇時間”という限られたリソースを人生からおしみなく奪ってゆく。充実させるためには、さらに真剣に取り組んでいかないといけないな、と思っている。
(23/2/7)