もろもろモードが変わる秋
記録的に暑かった9月を経て、今月は涼しい日が続く。うっかり薄着で出かけてしまって帰宅時にブルっと寒い思いをすることもある。
何回も書いてきたのでもはやしつこくなってしまったが、9月に定年退職をして10月からは派遣社員になった。とはいえ、フルタイムで同じ職場に出ているので心がまえも生活ペースもまったく変わらない。
いや、心がまえは少し変化しているのか。
業務をしっかり遂行したいという気持ちに変化はない。しかし査定も昇進も昇給もないし、責任もない(はず)。どこかで「とはいえ、もう現役社員ではないからな」と思っている。それは「嫌になったら、辞めちゃえばいいや」という“構え”にもつながる。
「完全自殺マニュアル」がベストセラーとなって「自殺を幇助するのか」と批判されたことがあった。それに対して著者は「自殺を推奨するものではないが、辛くなった際にこうした手段があることを知っておくことで楽になることもある」とコメントしていたのを思い出す。このような視点を提供することには意味があるし、「嫌になったら辞めちゃえばいい」と肩の力を抜く今の自分も同じスタンスだと思う。
読書のペースが落ちている。2年連続で300を突破してきたが、今年ここまでの読了は197冊なので、このままでは年末の到達は250冊となる計算だ。別に競争ではないし「量よりも質を追求すべきもの」だろうから数字に拘泥はしない。
しかし原因を分析するとちょっと深刻だ。
「これまでワクワク楽しんできた読書に倦んできている」「体力の低下で集中力が衰えている」。それに代わるアクティビティが出現したわけでもない。
毎日続けているこのnoteもちょっとしんどくなってきた。ネタがないと執筆意欲も湧かないし、「こんな駄文を発信しても意味がないよね」と思ってしまうと、続けることの義務感ばかりが先に立つ。純粋に書くことが楽しいことは滅多にない。
生活ペースが変わらないので気づいていなかったが、知らないうちに「定年退職によるストレス」を抱えているのかもしれない。
これからの“社会人第2フェーズ”に順応する意識変換をしっかりやりたいな。
(23/10/17)