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「黒幕ハンドル名大喜利」

 テレビ局なのでオフィスではテレビをつけっぱなしにしている。音声ボリュームは絞っているがニュース速報のチャイム音などは聞こえるので「チャラーン!」と鳴動すると、一同「お、何だ、何だ?」と色めき立つことになる。さらに定時ニュースの時間にはボリュームをアップするので、仕事をしながらも「これって、まさかの〇〇だよね」とかの感想を述べあうことも多い。

 先日のこと。関東で頻発している闇バイト強盗(って呼び方でいいのか?)について、指示役とされる黒幕が使っている名前の一覧が放送されていた。「JOJO」などアニメのキャラクターや「大谷」など20ほど並んでいただろうか。その中でうちのオフィスで大うけだったのが「夏目漱石」というやつだ。いきなりの文豪かつフルネームで、アナウンサーが読み上げるたびに「ププッ」という笑いが広がったのである。うーむ、読書家の犯人がいたのだろうか。さすがは紙幣にもなった文豪である。
 
 ここで「もっと面白い犯人ハンドル名ってないだろうか?」と、脳内大喜利が始まる。
 
 ポイントは意外性とギャップ感だろう。とっさに浮かんだのが「石破茂」「吉田茂」「長嶋茂雄」「田中角栄」。うーむ、昭和のおやじ感満載で、若い世代であろう犯人グループには使われないかな。
 
 「ベートーベン」「ピカソ」「ゴーギャン」あたりも面白い。「次のターゲットは●●市××のこの家だ。以上。ゴーギャン」というのはインパクトがあるぞ。連想がつながって「ナイチンゲール」「ヘレン・ケラー」、、、ううう、単純に世界偉人伝シリーズである。
 
 で、結論。やっぱり意外感とインパクトで最高なのは「マハトマ・ガンジー」。これを最有力候補としたい。
 
 凶悪犯罪で遊ぶなんて不謹慎?すいませんです。
(24/10/20) 

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