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「走り始め10分の壁」を破る

 「暑さ、寒さも彼岸まで」

 「台風一過の晴天」とはいかないが、お彼岸に入ってきょうの東京はぐっと涼しく、7時の気温は17.3度。Tシャツ1枚では風が冷たく感じられるほどだ。

 当たり前ながら、涼しくなればジョギングも楽になる。

 よく言われるが、ジョギングは走り始めの10分間がきつい。これを過ぎれば楽になり、それを「セカンドウィンド」と呼ぶ。「身体の各器官が順応し、酸素の摂取量も安定するため」ということらしい。

 これを狙って、私はまず1キロの早足ウォーキングから始めて(メトロノームアプリで135歩/分のペース設定)、その後1キロのジョギング(185歩/分のペース設定)に移行する。

 もうひとつのコツは、ウォーキングのスタート時から「スッスッ、ハッハッ」とあえて大きく呼吸すること。呼吸器系が目覚めるのだろう、これをやるとセカンドウィンドが早くやってくる(ような気がする)。

 さらに。

 きょうはウォーキングとジョギングの距離をそれぞれ1.5キロにしてみた。“秋の増量サービス”。

 なるほど、終了後はあきらかに“体内エンジンにスイッチが入った感覚”があり、しばらくポカポカする。秋から冬になるこれからはありがたいだろう。

 問題は、当たり前だが、距離に合わせてかかる時間が伸びること。退屈なのだ。これを苦痛に感じるようになると、せっかくのジョギングが続かなくなる。

 そういえば、往年のマラソン名選手・宗兄弟のどちらかの方が「走っている時は退屈なので、先導白バイのナンバープレートの数字を足したり引いたりしています」と明かしていたな。

 逆にいえば、この時間は「走る瞑想タイム」にもなる。業務のあれこれなどをぼんやり考えるほか、noteのネタが降りてくるのもこうした時間だ。

こうして元気に過ごす日々に、感謝。
(22/9/21)

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