“フォアフット着地”の呪縛から離れる
ジョギング再開から2カ月半が経った。わずかな距離だが毎日楽しく走ることができている。
関連書籍にも関心が戻ってちょこちょこと読みついでいるが、みやすのんきさんの「走れ!マンガ家 ひぃこらサブスリー」がとにかくよかった。サブスリーどころサブファイブも未達成で、もうフルマラソンにエントリーすることも考えていないが、この本はフォームについての記述もいい。
話題になった「BORN TO RUN」から始まったのが「つま先着地」=フォアフット着地を推奨するブームだ。「いちいちかかとで着地していてはブレーキになってしまう」ということらしいので、ワシのようなダラダラジョギングでもそれを意識した日々だった。しかしみやす氏は「それは足の故障につながる。無理に大きなストライドを取ればかかと着地は確かにブレーキになるが、真上から着地して地面の反発力を利用するようにしていれば自然にかかと着地になる」という。確かにそうなのだ。
スピードも追求せず、とにかく毎日爽快に続けることを目標にしている。そのためにハアハア息切れをしないようにゆっくりゆっくり走っているが、わざとゆっくりペースに抑えることがさすがにかったるくなってきて、この数日はスピードを少しあげた。みやすのんきさんの本のフォームを意識していると、これがやっぱり快適なのである。ピッチは185/分をiPhoneのメトロノームアプリで刻み、息があがってきたらストライドを落とせばいい。
楽しくなってきたからといってデイリーの距離を伸ばすのはまだまだ早い。焦ることはない、続けることが肝要なのだ。
(21/11/2)