桜の季節に。
平和だな、と思う。
毎年、桜の開花についてのニュースが流れるたび、そう思っている。
情報番組のなかだけでなく、報道番組でも、この話題は必ず取り上げられ、季節の恒例ニュースとして報じられる。
例えば、今日は「東京は桜が満開」というニュースだった。
とある報道番組内で、社会情勢から国内事件までシリアスなニュースが続き、コメンテーターの方は厳しい表情を浮かべて意見を述べていた。
しかし、ひとたび桜の名所との中継映像がモニターに映し出されると、そのコメンテーターは目尻に皺を寄せて嬉しそうに笑うのだ。
その、表情。
画面のなかで風に揺れる桜の花は、まだ満開とは言えない三分咲きの桜だった。
実際に、今日はわたし自身も散歩をしてみたが、桜はまだまだ満開には程遠い。
しかし、それでも地元の公園には桜の木の下にブルーシートを敷いて仲間と集まろうとしている大人を何人も見かけた。
その、行動。
桜は、人の心をここまでほだす力がある。
なんて平和な光景だろう!
たしかに、それだけでこの国が平和だなんて思ってない。
けれど、だからこそ、私は心底感動した。
桜にまつわる報道が届けてくれる温かみを。
また今年も、あの花の元に人々が集ったり、一喜一憂しているいうありがたさを。
妙に感慨深くなってしまった…
写真は、今日わたしの見た桜の花です。
明日も、晴れますように!
イバラキハルコ
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