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【弱若強老】強老に食い殺される日本
政府が策を打ち出さない限り、人口比は高齢者が多く、若者が少ない「多老少若」への一途を辿る。その結果、選挙はまともに機能しなくなり国家は老衰すると予想される。素人の無知と偏見とが生み出したルサンチマン的な独り言をつぶやくとしよう。
多老派を装った候補者による政治的人災が起こるシステムと化す選挙
政治家は当選するために投票率が高く、かつ票数の多い多老を優遇する政策を叫ぶ(自身が多老の一員だからでもある)。間違っても投票率が低く、票数も少ない少若に呼びかけるようなことはしない。つまり、選挙自体が最初から多老派候補者が勝つことが約束された異常状態にある。少若は最初から政治に関心が無かった訳ではない。選挙が多老派のお祭りと化したため、選挙に足を運ぶことがバカバカしくなって段々無関心になっていったのだ。
その結果、少若の政治・行政に対する不信や不満が膨らんでいき、投票率が更に下がるという悪循環に陥っている。人口ピラミッドの偏りと少若を見捨てた選挙の候補者が原因なので、時の為政者は少若の意見を汲むためのその時代に合った選挙制度を導入すべきだろう。
多老派の推している候補者は選挙期間中だけ言ったもの勝ちの勇ましい演技はするものの、当選した瞬間から利権と保身に走る無責任さを炸裂させ、市民・国民に対して背信するのがお決まりのパターンだ。責任を担保させるための高給は全く意味をなしていない。まともな候補者を多老が選べばうまく政治は機能するけれども、現実はこの心理を利用した多老派を装った候補者が当選して政治的人災を引き起こしてばかりいる。これは不健全な状態にあると言わざるを得ない。
悲惨なのが合法的にそのしわ寄せが少若に及ぶことだ。収入が少ないほどダメージが大きくなる消費税を上げ続ける矛盾した経済政策、コロナ禍でのテレワーク推奨やらワクチン接種の後回しなど、少若に対して一方的に負担を押し付けていく。
2020年1月から始まった新型コロナウイルス蔓延の端緒には、選挙と政治を情報の面でコントロールしている害悪報道メディアの扇動も1枚嚙んでいる。報道メディアが主要候補者のみをテレビやラジオ、新聞等で宣伝しまくり(泡沫候補を無視する公平性の欠如)、そこにしか情報源を持たない多老が投票した結果、今日の政治的人災が引き起こされている。
こんな風に少若虐待行政を繰り返しておきながら、無に等しい対価で自粛協力を求めたところで今さら従うわけがないだろう。現に、国内の各種イベントや修学旅行・卒業旅行を含む旅行を自粛させる一方で、オリンピック・パラリンピックの強行開催とパラ観戦(感染)を強要する矛盾と身勝手さを見せつけられているのだ。
いつ届くかも分からないマスク2枚を配って茶を濁すくらいなら、全国民に原価20円程度の福沢諭吉や渋沢栄一の肖像画が描かれた紙切れを200枚くらい配った方が余程マシだ。その威光で2枚を遥かに上回る大量のマスクと交換できるのだから。
「若い人には迷惑をかけたくない」などと個々の多老は言うが、現在進行形で国家全体として思いっきり迷惑がかかっている。自分も数十年早く生まれて多老の一員として人生を逃げ切りたかった。
国家の老衰加速
ベンサムの最大幸福原理よろしく、現状は多老に社会が支配されている。一票の格差とは関係なく、世代人口数の差がそのまま選挙時の票田の大きさと格差に直結している。多老の声を反映し、少若の声を無視し続ける政治を続けていては、遅かれ早かれ国家は老衰を迎えるだろう。
国家を一人の人間だとして考えてみる。身体は新陳代謝によって老細胞から若細胞に生まれ変わることで生命を維持しているが、不思議なことに身体は限りある栄養を多数派の老細胞に優先して送り続けることを選んでいる。なぜなら、それが身体が望む一番大きな声だから。しかし、こんな状態が続けば身体は急速に老化し、老若共倒れになるのは目に見えている。老細胞が自分第一にした結果、身体全体として誤った決断をしてしまっていると言うほかない。
上の例えで言えば、栄養だけではなく税金の使い道、価値観、倫理観も多老基準になるため、世界の移り変わりからは置いてけぼりを食らってしまう。こんな風になる前に選挙によって状況を打破しようとした場合、声の大きい多老の意識を国家の維持に向けて自制してもらう必要がある。
しかしながら、そんな自分の不利益にしかならないことを多老自らが認めるはずがない。それどころか、選挙を行うごとに票田の違いによって少若の声を握りつぶし、少若への負担と犠牲の要求をエスカレートさせていくだろう。現状は、多老の欲望が暴走しても止める手段がないため、国家の老衰加速は一度死ななければ治らないだろう。
多老と少若の票量を同等にするために
将来の超少子高齢化に対応するためにも、各年齢の声の大きさを同等に是正するべく次の可変数Aを導入してみてはどうだろうか。これは四捨五入して、1に収まる範囲を表している。
0.5≦A<1.5
各年齢の人口数×Aが同じ数字となるように、それぞれ1票の重みをA票にするのだ。これによって世代間の人口数の差を多少は埋めることができると期待される。こんな素人が思いつくようなアホな方法でなくとも、数的劣勢にある少若の声が政治に反映されるよう是正されるべきだと思う。
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