みんなの本棚<10棚目/選者 成川さん>
リレー形式で様々なメンバーから、おすすめ本を3冊選書してもらうシリーズ企画「みんなの本棚」。10人目の選者は、小野寺さんからバトンを渡されたUNIT2 プランニングルームの成川(なりかわ)さんです!
ぜひ、みなさんのインプットにお役立てください。
普段読書はあまりしませんが、そんな僕が読んだ本を紹介できればと思います!
1.情報過多になったクリエイティブを見直す視点
「原っぱと遊園地」(青木淳【著】)
学生の頃、卒業制作時にデザインをよりシャープにする過程で情報の整理がつかず行き詰まった時期がありました。そんな中、別の大学で建築を専攻していた高校生の時の親友から勧められた一冊です。
博展で言うならば、自分が手掛ける空間がなぜ故に存在するのか。そこで人々が行う行為は何故に存在するのか。それらを再認識することに視点を与えてくれる本です。モヤモヤしているそこのあなた。読んでみるとその考えは洗練されるかもしれません。
ちなみに「原っぱと遊園地 2」もあるので、そちらもオススメします!!
2.今着てる服って何者?トレンドなのか、ただの消費なのか。
「ファストファッション」(エリザベス・L・クライン 【著】)
「自分が着てるこの服。当たり前のようにショッピングモールに入っているファストファッションって、このサスティナブル社会で何故まだ存在するの?」と思った時に手に取った本です。ファッションのトレンドとして出てきた記憶だったのですが、、今や一つの生産ルートとして確立されているし・・・。
自分が身につけているものがどこで生まれたのか、どういった背景で自分の元へ届いたのか。服の着方や購入方法まで影響を受けた一冊です。値段ではなく、背景や自分の行動次第で服の価値は高めることができるのではないかと考えさせられました。
3.人と関わりながら生まれるクリエイティブへ。
「ナガオカケンメイの考え」(ナガオカ ケンメイ 【著】)
こちらはD&DEPARTMENTのWebサイトで2000年から始まった『ナガオカ日記』が一冊の本になったものです。日記をまとめたものなので、ストーリー性は少ないですが、長文が苦手な自分にはフィットしていました。笑
ナガオカさん自身デザイナーなので、デザインに関する考え方についての記載も多いですが、会社員としての人の関わり、働くことについてのコメントも書かれています。「デザイナーってなんだろう。働くってなんだろう」と悩んでいる人には、解決するヒントがあるかもしれません。忙しすぎる世の中において、持つべき考え方の参考になる本です。
4.次の選者について
次のバトンは、UNIT2デザインルームの南任 蒼士(なんとう そうし)さんに渡します!!
今年入社した1年目のデザイナーです。彼は僕と同い年です!海外での建築経験など非常にユニークな経歴をお持ちです。同じ時を生きてきた彼がどういった思考を持っていているのか別の人生を少し覗き見できればと思っています!よろしくお願いします!
>>それでは、次回もお楽しみに!
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