「お金に強い子どもに育てる方法」感想
金銭管理が弱い。
うつ病になってからそれはより顕著になった。病気だから仕方がない、は思うのだがお金の管理の仕方がとにかくわからない。
残高がない、やばい、節約しなくちゃ! と思い立って財布の紐をぎゅっと閉めて節制していたかと思えば、何かの拍子で紐が緩んでしまうと際限なく使ってしまう。
クレジットカードで支払いをしていたから余計に、入ってくるお金以上に使ってしまい、リボ払い地獄を見た。
支払いが足りなさすぎて金利の高いところからお金を借りて、利息の怖さを知った。払っても払っても減らない元金。結局それは、母親にお金を出してもらって解決した。
それくらいに、金銭管理能力が壊滅的にない。
現在、貯金に毎月いくらか積み立てていることが奇跡だ。(その積み立てたお金も、数ヶ月に1回消える……。)
お金に苦労しているからこそ、子どもにはそうした思いはしてほしくない。
世の中の全ての親が子どもに願ってやまない思いだと思う。
けれど、前述したように私にはそもそもの能力がないし、そんな中で子どもに教えられる自信がない。
ならばそのノウハウを持っている人の本を読んでみようではないか。
タイトルに惹かれて読み出したのはこうした理由である。
結論から言うと、やはり子供の頃からの教育は大事だ、ということだった。
著者はさらに、「お小遣い」制度についても批判していた。
それは私も同意する。
お金はタダでは降ってこない。
働きに対する対価なのだ。
知ってはいても、自分が社会に出ていても、その感覚はなかなか身についていない。
実際どういった方法があるのか詳しく書かれていたので、興味のある方はぜひ一度目に通してみてほしい。
難しいこともあるかもしれないが、私は実行しようと思える内容だった。
息子もこの4月で年少さんになる。
少しづつ始めていくにはいいタイミング。
息子に少しづつお金について教えていくと同時に、私たち親もお金について学んでいこうと思う。