「わたしならできる!」 その1
この度はご覧いただきありがとうございます。メンタルコーチ箱﨑でございます。全アスリートが最大の力を発揮できる世界を目指し、日々活動しております。何卒よろしくお願い申し上げます。
今回は、【自己効力感】についてお話をさせていただきます。
突然ですがあなたは、「わたしならできる!」と思えていますか?見栄や虚勢ではなく、心底思えていますか?ちなみに、この「わたしならできる!」と思える力を【自己効力感】といいます。【自己効力感】が高い人は、どんどん成長することができます。
※比較的耳にする【自己肯定感】とは少し違います。(ちなみに【自己肯定感】とは「わたしはわたしでOK」「わたしには価値がある」と、自身を認める感覚を言います。)
【自己効力感】が高い方は、いわゆるミスや挫折に対して、必要以上に落ち込むことなく、それ自体を前向きに捉えることができます。たとえ試合中にミスをしてしまったとしても、そこからきちんと前を向くことができます。
では、この【自己効力感】はどうすれば高められるのでしょうか。今回はそれをお伝えします。
ずばり、【自己効力感】を高めるための方法は4つあります。
①達成経験
②代理経験
③言語的説得
④想像的体験
なんだか文字にすると難しそうですが、言葉を覚える必要はありません。気にしないでください。今回は例として、
《ベンチプレス(筋トレ)で100kgの重さを1回挙げる》
ことを目標として考えてみます。
まずは①の達成経験。これは、いわゆる小さな成功体験を積み重ねることをいいます。多くの人は『できる』『できない』という結果で物事を捉えます。(本来は結果ではなくその過程の【成長】に視点を置いて欲しいです。)そのため、『できない』と判断してしまうと、不安が大きくなってしまいます。そこで有効なのが、小さな成功体験です。
(例)まだ100kgの重さは挙げられないけれど、先々週は60kg、先週は62.5kg、今週は65kg挙げられたとします。当然目標の100kgまではまだまだですが、確実に結果が出ていることで、「わたしならできる!」と次第に思えるようになります。
続いて②の代理経験。これは、自分以外の達成経験をいいます。自分と似たような人が、同じような目標を達成した場合、それはあたかも自分も達成できる様な感覚となります。「あの人ができたから、わたしにもできる」のように。
(例)1年前、あなたと同じくらいの年齢で同じくらいの背格好の人が、ベンチプレス100kgを挙げる挑戦を始め、先日ついに目標を達成したとします。どんな気持ちになりますか?おそらく、『あの人ができるならわたしも!』となりますよね。ポイントは、なるべくあなたと似た人を見つけることです。
いかがでしたでしょうか。今回は①達成経験と②の代理経験についてお話をさせていただきました。次回は③言語的説得と④想像的体験についてお話をさせていただきます。
ワクワクした未来にたどり着くために大切なことは、やはり【成長】することです。そして【成長】の度合いは、「わたしならできる!」と心底思えているかどうかで変わってきます。
ぜひ、「わたしならできる!」と心底思えるよう、日々取り組んでみてください。
全アスリートが最大の力を発揮できる世界をつくる
プロメンタルコーチ箱﨑