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玉川上水と野火止用水に挟まれて
東京都小平市にある玉川上水(全長43キロ)と野火止用水(全長25キロ)のほとりに数年前に越してきました。
この用水路は、370年前の江戸時代、ショベルカーやブルドーザーのない時代、人の手によって掘られた用水路であり、その周辺には多くの武蔵野保護樹林がぽつぽつと点在しています。
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この街に過ごすと、いろんなことがちょうどいいと感じます。
最寄りの駅まで数分。都心まで電車で30分ちょっと。
スーパーも、飲食店もスイーツ屋さんも徒歩圏内にぽつぽつとあり、困りません。
北に足を伸ばせば、狭山丘陵の多摩湖、狭山湖、西武園。
南に行けば、立川、国立、昭和記念公園。
西に行けば、東大和南公園、国立音大。
東に行けば、ムサビや津田塾、小金井公園。
大学や大小の整備された公園が多く点在していてるのも他にはない特徴のひとつ。
ただ私にとって一番の魅力は、玉川上水と野火止用水のちょうどいい自然。
桜、イチョウ、紅葉など、四季折々の美しい木々を目にするのも贅沢ですが、名前すら知らない木々も多くあり、少しずつ覚えていく楽しみもあります。
水辺には、小さい頃に触れた魚や亀、昆虫が生息しており、ちょっと耳を澄ますせば、子供の声と多種多様の鳥の鳴き声も聴こえてきます。
さらに、玉川上水には多くの橋があり、何気ない小橋を渡るだけで、ちょっと気分も変わります。
都心の郊外に広がる何の変哲もない住宅地にとって、古くからの用水路や空き地、武蔵野林は、整備された公園とは違った包容力を地域にもたらしていると感じます。
私や家族と一緒に歩いてきた道は、思い出とともに街に置かれていく。
この街がすきは当分とまりません。
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