見出し画像

【毎日読書感想文】学校ってなんだ! 日本の教育はなぜ息苦しいのか/工藤 勇一, 鴻上 尚史(2021/09/06_Vol411)

もう勝手に

「全 教員・教育委員会・文科省・もちろん保護者、更には高校生・中学生・小学生必読

と言いたいぐらいオススメです。

「学校ってなんだ! 日本の教育はなぜ息苦しいのか/工藤 勇一 (著), 鴻上 尚史 (著)」

正直最初は

「保護者として色々と不満もあるので、学校改革を推進していくためにどう学校や教育委員会と対峙していけばいいのか?ヒントが知りたい!」

と思って読み始めました。

読了後の正直な感想は

考え方が「根・本・的」に間違ってた!対立、ダメゼッタイ、対立ではなく対話を。
共通の最高位の目的達成のために共に認め合い、協力し合う

それこそが大事なのだと理解。

そしてこの本の立て付けがまぁわかりやすいんですよ。

鴻上さんが結果的に「読者代表というか保護者・生徒・児童代表」で工藤さんと対談する構図となっています。

これの何がわかりやすいかというと一般的に言われがち・言いがちな

こんなブラック校則が存在していいのかーーー!
学校はーー教育委員会はーー!

なんて鴻上さんが熱く語るわけです。
なんなら彼の中学・高校生時代からの積年の恨みも込めて(^^;

それに対して工藤さんがわかりやすーく彼が実践してきたこと、麹町中での改革や現在の横浜創英での取り組みを元に「そんなやり方では解決できない、むしろ逆効果」と説明します。

身構えていた私も反省。大反省。
過去の自分もついでにごめんなさい。

なんなら妻や子供との喧嘩・関係なんかも対立ばかりだったと頭に浮かびます。

頭ごなしではなく、対話をすべきだった、と。

まぁ対話をしたところで「いきなり解決」とはいかないでしょうが、そこも

意見の相違は当たり前、それをどう認め合って目的に向かって前に進んでいくかが重要だ

という説明でひざポンです。

やっぱりこの「意見が違うことを認め合う」というのが今まで日本では欠如していたポイントですよね。同調圧力の強さ。

だからといって「対話しよう、認め合おう」と思ってもいきなり相手もそうなるとは限りませんからこれから先の長い話にはなると思います。

ただし、やはりまずは自分から変わり対話を元に進めていくという方法しか無いのだろうなとは実感します。

さて、まず私は家庭内の対話からスタートしていきます!
うまくいきますか、乞うご期待!(^^;

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?