成長期の側わんに注意!!~子どもの発育は大人の責任/連載コラム vol.53
※初出:岩手日報ぽらん(2018年8月号)掲載、「ハカセが教える『姿勢医学®』のおはなし」(原文ママ)。文章・画像ともに、無断転載はご遠慮ください。
読者の皆様こんにちは。
私は姿勢ケアの専門家・『姿勢科学士®』にして
『国際容認基準カイロプラクター』の
Dr.小野寺デス。
学校も夏休みに入り
帰省や地域行事で
子ども達と触れ合う機会が多くなるこの時期
周りの大人達に関心を持って欲しい事…
…それは「発育期の子どもの姿勢」です。
「悪い姿勢」というと
背中を丸めた「猫背(後弯)」が代表的ですが
今回ご紹介するのは
背骨が側方に曲がってしまう「側弯」です。
中でも成長期に進行しやすい
「特発性脊柱側弯症」は
姿勢の見た目の変化だけでなく
腰痛や肩こりなどの運動器障害や
肋骨の変形による
呼吸器・循環器障害を招く可能性があり
脊柱を固定する大規模手術が必要になる場合も。
その早期発見に有効なのが
2016年開始の「運動器検診」でも実施される
「ネリーテスト」。
やり方は簡単で
軽く足を開いた状態で前屈してもらい
後ろから
背中(胸部・腰部)の高さの左右差を
見比べるだけです。
この時、左右で盛り上がりの差があれば要注意!!
側弯には
姿勢由来の「機能性側弯」と
病理的な「構築性側弯」がありますが
一般の方には見極めが難しいところ。
ネリーテストで気になったら
まずは姿勢の専門家にご相談を!!
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