休むと罪悪感を覚えるあなたへ


「~しなくちゃ」にとらわれないで


先日、慣れない勉強のせいか、頭がパツパツになって、頭痛と吐き気に見舞われた。

急ぎの仕事もなかったので、ゆっくりしようと思うのだが、何かしらみつけて動こうとしてしまう。

「せっかくのお天気なんだから大物を洗わなくちゃ」
「来週のセミナーの原稿見直さなくちゃ」
「カーテンを夏仕様にしなくちゃ」

という具合に「~しなくちゃ」がついた言葉が次々浮かんできて、気づけばゆっくりできずにちょこまか動いている。

ゆっくりできない、休むことができない理由はわかっている。
休むことに対し、罪悪感があるからだ。

幼い頃からちょっとでもゆっくりしていると、「だらしない」「あんたは本当に動かない」「役に立たない」と言われてきたことが影響して、「休む=癒し」ではなく、「休む=甘え」とか「休む=罪」という間違った認知が心に根付いているからだ。
これについてはオットと一緒になってから徐々にマシになってきたのだが、まだまだ抜け切れていない。

休むことに対するネガティブな考えを書いて確認する


それよりも大きな影響を与えているのは「自己肯定感の低さ」である。

とどのつまり、自分を認め切れていないので、「休むと仕事がなくなる」「常に何かしていないと忘れられてしまう」という思いが心のどこかに引っかかっている。
良く言えば危機意識が高いのかもしれないけど、本人はわりとしんどい。

でも脳と心を休めてあげないと、必ずカラダにくる。
「疲れた」ってことに気づいてあげないと、心は疲弊し、その疲れがカラダに表れてしまう。
これは心理学においても実証されている。
今回は頭痛と吐き気程度だが、やっぱり何事も根詰めたらいけないのだと実感した。

休むことに対し、罪悪感がある人は、その認知を修正していくことが必要だ。

私で言うなら「休む=サボること」という間違った認知を、「休む=自分を癒す大切な時間」と修正すればいい。
休むことでいきなり干されることもないし、バチが当たることもない。
実際、休んでみればわかることだが、カラダを休めてやると、ざわついていた心が静かになるし、疲れも取れるので気分も前向きになる。
カラダが元気になると意欲がわく。そして気持ちも前に向く。

まず自分が休むことに対し、どう感じているのかを書き出してみよう。
そして、意識を可視化した上で、休むことで起こると予測したことが実際に起こったかを検証してみて欲しい。
大概は単なる思い込みで、原因のない不安でしかないはずだ。

コチラでも書いたが、ガマンは美徳ではない。

休んでいい。
もっと休んで、がんばっている自分をもっと労わろう。
……と書きながら、自分に言い聞かせてます。


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