俳句「菜種梅雨」
菜種梅雨けふの憂へを辞にできず
なんだか心浮かぬ一日である。もちろん天候のせいもあるが、それだけではない。長雨が続くときだって、心晴れやかな日もある。だが、今日は朝からずっと気持ちが沈んでいる。母の体調も落ち着いている。仕事も特にこれといって変わったことはない。自分の体調も悪くはない。なのに、なのに、である。
本当は、自分でも分かっている。よくない想像、不安の種のいくつか。それを言語化したくないだけなのだ。
あるブログに、「ことばの吟味もせぬ、思いつきの俳句や短歌は投稿しない」とあった。耳が痛い。ただ、「俳介護」の実践者としては、「質を問わず、まずは五七のリズムにことばを載せてみませんか」、とお勧めする。
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