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【無料note】食べ痩せを謳う『食べさせないダイエット』
食べて痩せる!という謳い文句のダイエットが
世の中に増えてきました。
ダイエットというのは食べ物を我慢すること!
という古い考えから脱却されつつあり
良い傾向だと思っていましたが…
実際はそういうわけではなく。
食べ痩せと謳いつつも
・糖質は摂らせずたんぱく質を多量に摂らせる
・1日の摂取カロリーは1,200kcal程度
というような
危険なダイエットが未だに蔓延っているようです。
今回は『食べ痩せ』について
私の考えを書いていこうと思います。
1,200kcalという危険な数字
女性向けのダイエットにおいて
未だに目安とされている1,200kcal/日。
基礎代謝よりも少し上の数値ということで
目安にされがちですが…
そもそもこの数値が危険なものだということは
ご存じでしょうか。
こちらをご覧ください。
1,200kcalって3歳児のエネルギー必要量『より』少ないですからね。
— 萩原智之@パーソナルトレーニングジムbreeze(ブリーズ)西新宿 (@hagi_bodymake) January 16, 2025
一時的に体重は落ちるでしょうが…
その状況では内臓は働けない。
働けないから代謝を下げる。
肌や髪のツヤも失う。
メンタルも落ち込んでいく。
綺麗になるために痩せるはずが
痩せても綺麗になれない方向に向かいますよ。 https://t.co/TlX7i9fjR8 pic.twitter.com/Qwq01oogMG
短期的な減量において
このような厳しい数値を目標にすることは
多少理解できますが…
このような3歳児以下の食事を
年単位で指導されてしまっている方を
SNSで多く見かけます。
実際に私のお客様でも
過去にそういった指導を受けていた方も
いらっしゃいます。
その指導をしたトレーナーさんは
・SNSフォロワー数が〇万人以上
・書籍も数冊出版している
という有名な方です。
有名だから大丈夫!
というのは通用しません。
残念ながら自分の身は自分で守るしかないんです。
食べ痩せとはなにか。
では『食べ痩せ』とはどのような内容なのか。
いくつか例に出して解説していきます。
【例①】食べ過ぎている方
なぜ太ってしまったのか。
それは必要以上のエネルギーを摂っているから。
では、なぜ必要以上のエネルギーを
摂ってしまうのでしょうか。
・睡眠不足
・ストレス
・運動の過不足
・メンタル
などなど理由は様々ですが、
食事の面で言えば
栄養不足が挙げられます。
カロリーオーバーなのに栄養不足?
と疑問に思う方もいらっしゃると思いますが…
カロリーを摂っていても
特定の栄養素が不足していると食欲は治まりません。
例えばたんぱく質。
たんぱく質が必要量摂取出来ていないと
食欲は治まらないと考えられています。
例えば糖分。
糖質制限をした結果お菓子欲が爆発してしまう
例は多々あります。
例えば鉄分。
不足すると体内でエネルギーが産み出せなくなってしまうため
摂取カロリーは多いのに食欲が増加してしまう。
こういった状態では
食事を減らすことよりも
体内にとって必要な栄養素をしっかり摂ること
から始める必要があります。
食事を整える
→必要な栄養素が摂れるようになる
→食欲が落ち着いてくる
→以前よりも摂取カロリーが減ってくる
→結果的に体重が落ちる
これが食べて痩せるの理屈です。
【例②】食べる量が少なすぎる方
これとは反対に食べる量が少なすぎる方も
食べることが必要です。
食事を減らすことは
短期的には摂取カロリーを減らすことに繋がります。
摂取<消費のバランスになりますから
一時的に体重は落ちるでしょう。
しかし長期的に食事を減らし続けることは
消費カロリーを減らす行為なのです。
これは食事が少ないことに対する適応。
簡単に言えば代謝を落としているんです。
女性の場合で言うと
生理が止まるのもこれ。
生命維持に必要な機能を残し
優先順位が低い機能を停止させる。
消費するエネルギーを減らし
どうにかこうにか生きていこうとしている状態です。
そのような方も適切な栄養摂取が必要です。
先ほどのお客様も数年かけて食事の量を適正に戻しました。
以前より食事の量は増えましたが
結果的に体重は減少しました。
これは代謝が戻り
消費できるエネルギーの量が増えたからです。
筋トレをすれば戻るというものではありません。
食事を減らしたことで代謝を減らした方は
食事を増やすことでしか代謝は戻らないのです。
【例③】隠れ肥満
体重は適正、もしくは痩せていると考えても良い。
でもカラダは弛んでいる…
筋肉量が少なく脂肪量はそこそこに多い。
体重は適正だけど体脂肪率が高い。
そのような隠れ肥満体型の方も
食事を減らすことは不向きです。
何故なら原因が
栄養不足&運動不足だから。
糖質・たんぱく質を適度に摂り
負荷の高めな運動を継続していく。
筋肉量を増やすことでボディラインを整える。
結果的に体型が整いますので
こちらも食べて痩せるという表現が
適当かと思います。
まとめ
『食べ痩せ』という言葉に共通して言えることは
自分自身にとって適正量の栄養を摂ることです。
たんぱく質だけ多量に摂るような
極端な食べ方をするのではなく
我慢して食事を減らすわけでも
ありません。
このような極端な指導が蔓延っている現状は
私たち発信者に責任があり
大変申し訳ないと思いますが…
儲け優先の指導者がいる以上は
なかなか変わっていくこともありません。
自分の身は自分で守れるように
危険な思想の指導者から離れて頂きたいです。
もしお困りでしたらご相談ください。
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