マガジンのカバー画像

澪標

26
書きたい気持ちはいつもあるのよ。
運営しているクリエイター

記事一覧

人知れず涙している

人知れず涙している

タイムラインに突如流れてきた子どもの訃報に戸惑い、少しだけ遡り、とても可愛らしいお子さんが写っているのを見た。長い間病気で入院し、それでもにこやかに愛らしく育っているのが見えた。

育っている、育っていた、つい、数日前まで。

こういう時、感情の持って行き場がない。そのつぶらな瞳の子のご両親の気持ちを考えると当たり前なのだけど、もう、その状況が自分の一部になってしまっていて、「人の子が召された悲し

もっとみる
余裕がある自分と、余裕がない自分は紙一重。

余裕がある自分と、余裕がない自分は紙一重。

多分、人を助けられる側の人間だと思っていた。そういう余裕がある側の人間だと自分で自分を信じていた。

一夜にして、転落する事もある。

昨日までは、コロナで大学に通う事もできず、バイト先は閉店し、親が経営者で経営難に陥ってしまった大学生が、苦境に立たされ、この真夏の暑さだというのに、ついに40度が出たところもあるというのに電気代を考えると冷房入れるのも躊躇う、という言葉をTwitterで呟いている

もっとみる
正しいとか正しくない、の話

正しいとか正しくない、の話

よく、話が噛み合わないなーと思う人にありがちなこと。
その人の話の基準が正しいと正しくないをベースに話してる時。正義か、そうでないか。
元々それをベースに話す人とは話さない、と決めてる方なんですが。
普通に話を聞いてて、あ、この人のベースも「正か誤か」だなぁ、とふと気付いてしまう事があって。なるほどだから噛み合わないとかなんだか話しててモヤモヤするんだ、と後から気づく事があったり。

ちなみに、そ

もっとみる
フォトジェニック

フォトジェニック

最近インスタなどの流行もあって、やたらと目にするこの単語。

フォトジェニック。

旅行業界のポスターとかまで、「フォトジェニックな景色を」とか売り文句にしてくるのが、どうも引っかかる。

カメラ好きな私としては、「フォトジェニック」っていう言葉それ自体は好きな方なのだけど、心の片隅で、なんでもかんでもフォトジェニックさを求めればいいって物じゃないのでは、とか思ってる自分がいる。

勝手に人生それ

もっとみる
「幸せって何」ってヤツ

「幸せって何」ってヤツ

以前にも書いたかもしれないけれど。
幸せって何?って、そう自分に問いかけなくなったら、多分幸せってことだと思う。

そういう私は、最近そんな問いかけが全く頭に浮かばなくなった。多分、7〜8年前はそんなことばかりぐるぐるしてた。

この考えに賛同する人、いるかな(^^)

FBアイコンのお話

パリのテロから一年。
あの時こう思っていました。
周りの人たちが笑顔アイコンを三色旗に変えているのを眺めていて。
…でもこういうことを言い出すと、善意の誰かの行動をどんどん制限していく方向に社会が動きそうで、それはそれで問題なんだけども。
過去にFBで投稿したものをココに載せてみることに。

違和感はコレか。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/furuyatsuneh

もっとみる
恋せよ、人類。

恋せよ、人類。

是非、お試しあれ。
https://courrier.jp/news/archives/971/6/

恋人がコレでできた暁にはコメントで報告を、ゼヒ。

恋は楽しい。
苦しいけど、楽しい。

自分の全エネルギーを使い切るような気になるけれど、倍のエネルギーが返ってきたりもするから。

右を選んだ人生と、左を選んだ人生と。

右を選んだ人生と、左を選んだ人生と。

人生の流れが、たった1つの選択で180°変わってしまうという事はきっと、「よくある事」なのだろうと思う。

それまで何事もなくそこに身を沈めてきた、とある人が、たった一度の、タイミングと選んだ言葉によって、それまでの数年間を突然ぶち壊してしまった。自ら。

私には直接その場で関わり合いのない話だったのだけど、それを聞いて勝手に切なくなった。
そしてもう、彼女はそこには同じように戻れないのだろう、勢

もっとみる
ノンストップ、だけど時々立ち止まる。

ノンストップ、だけど時々立ち止まる。

共感した。
http://s.ameblo.jp/licolily/entry-12140029379.html

「ママ」というものは、一度なると二度とやめられないものだ、ということを、妊娠してからこっち、ずっと思っている。

自分の意思とは無関係に、体内が作り変えられていく。体調が予測不能で、体も思う通りに動かすことができない。
ジャンプもつま先立ちも、黄信号で思わずダッシュ、もできない。して

もっとみる
春待ち

春待ち

自動販売機の見本の中身が空っぽになっていた。商品入れ替えの時期なのかなんなのかわからないけど、いつもの通り道。

なんだかとても悲しくなった。

別に「あなたに売るモノは何もない」と言われたわけでも、「君は中身が空っぽ」と言われたわけでも、「もう存在価値がない」と言われたわけでもない。

秋頃に、勝手に解釈して物事を哀愁漂わせてるかのように受け取ることはよくあるけれど。

もうすぐ、そこに春はきて

もっとみる
ほんのり視界が変わるコト

ほんのり視界が変わるコト

先日眞鍋かをりの記事を読んだ。
http://dual.nikkei.co.jp/article.aspx?id=8150

半年も経てば私も似た心境を味わうに違いない。…そう。現在妊婦期間真っ只中。

世間を賑わす #保育園落ちたの私だ も、来年には我が身。というか、もう今から動かないといけないらしいのだけど、なんせ実感がわかない。

FBでは妊婦であることも伏せている。世の中にはいろんな状況の

もっとみる
女子の魂、100まで?!

女子の魂、100まで?!

ある小説を読んでいる。

小学校の3年生頃からの、クラスメイトと自分の感情表現がとても生々しく描写されている。その頃の微妙な関係性と、中学になってから、「ずっと仲良しだね」と言った過去の呪縛から解き放たれたり柵に縛られたりするあの独特の空気感。男子との絶妙な関係性まで、妙にリアルで。(まだ読む途中なのだけど)

それを、「妙にリアル」だと思ってしまうのは、まさに当時とても似た感情を抱いていたり、ど

もっとみる
無我の境地には程遠い。

無我の境地には程遠い。

世の中には本当に自分たった一人なんだ、と自覚しながら一人でいる、押しつぶされそうな孤独と、普段は二人だと信じている状態で、誰にも相談してもきっとどうしようもない事案だろう、と思った時の息もできない孤独は、私には後者の方がつらい気がする。

まぁ、「揉め事なう」なんだけど、そっぽ向かれて箱に閉じこもられてしまうと、もう、どうしようもない。

些細だけれどもセンシティブな出来事。

日常の安心感と引き

もっとみる
「相沢」について。

「相沢」について。

一点の曇りもなく友を愛するということはかくも困難な道なのか。

そもそも「友」という単語は様々な角度から都合よく形を変えて利用され得る、それによって滑稽な程振り回される単語であるなと思ったり。

どんなに自己にとって良友であったとしても、あ、いや、その言葉自体の本来の意味すら難しい。

自己にとって良友、というのすら、自分にとって都合よく、気の乗る時だけ相手を務めてくれて、ということから、自分が沈

もっとみる