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名もなき家事、名もなき育児が時間を奪う

産前、私は家事、育児をタスクとして理解し、改善可能な対象物として認識していました。

生後2ヶ月児に関わる育児・家事とは、だいたい下記くらいなものです。

◆育児
・授乳
・オムツ替え
・泣いた時の切り分け
・あやし
・散歩
・お風呂
 
◆家事
・炊事
・洗濯
・掃除
・家計管理
・事務手続き

それぞれに細かいプロセスがあり、そのプロセスを簡略化、省力化する努力は大変よくされているし、ビジネスサイドもここには商品を、段階を付けて、提供しています。

より高い商品を買えば、プロセスが減り、ストレスも少ない生活が送れる。
事実、ここへの投資は育児・家事の負担をだいぶ軽減してくれます。

今日論点としたいのは、その外にあることです。

私は、上記のように「タスク的に」理解していたので、育児・家事をして一日終わったときに、ほとんど進捗していない時、なぜか分からず呆然としたこともありました。

先日友人の言葉を借りるならば、まさに「名もなき家事、名もなき育児」がそこには存在しているのだなぁと。

これは結構客体化できず、分析対象から外れることで、「ないもの」とされがちだなと思います。

仕事でもあると思うのですが、例えば帳票や資料を探す時間や、電話の取次で付箋書いて渡すことや、一つの申請にいくつもの帳票が必要で、社員番号、名前、部門名、内線、外線が各帳票重複しているにもかかわらず、全部書かなければいけない。など、仕事にならない仕事。定義されない仕事がたくさんあると思うのです。

育児・家事も全く同じだなと感じます。
◆育児
オムツの補充
グズったら抱いてあやす→起きないように寝かせる
オムツゴミ箱の中身を捨てる作業
夜使っているベッドインベッドを干し、ベビーを新しいシーツに寝かせる
グズったら抱いてあやす→起きないように寝かせる
子どもの服を選ぶ
k2シロップ飲ませる
落ちたおしゃぶりを洗って、消毒する。
顔を拭く
よだれをぬぐう
グズったら抱いてあやす→起きないように寝かせたいのに、絶対またグズる!→抱いてあやす→起きないようにn(略

◆家事
食器を片付ける
カーテンを開ける
ベッドメイクをする
加湿器をいれる
シンクを洗う
鏡を拭く
洗濯竿を拭く
靴にシューキーパー入れる
テーブルを拭く
おもちゃやモノを片付ける
献立を考える
ご飯の残りを冷凍する
冷蔵庫内賞味期限管理
などなど、、、

もう、名もなさすぎて、思い出すのも大変なくらいです。

こういう名もなき家事・育児を、自ら気付いてやるようになれば、自立したパパなんだろうなと思います。

さすがに今は育休中なので、全部自分の責任でやってますが、妻の産褥期、自分が仕事をしてたときは、恐らく名もなき育児はあまりわかってなかっただろうなと思います。

そして、その、名もなき育児・家事に結構に時間を割かれているなぁというのが所感です。
見えないところで、時間が過ぎていく。そんな日常です。

恐らく、住環境や子どもの人数によっても、名もなき家事・育児はあろうかと思いますので、我が家にはない、名もなき育児・家事があると思います。
よかったら、子どもの月齢ごとに変わる名もなき家事・育児を是非教えてください。

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

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