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8月・9月で読んだ本【選抜しました】
こんにちは、ハチノです。
すっかり涼しくなってきました。
今日は月初なので読んだ本をまとめます。
こころに残る 家族の旅(小川奈緒)
Voicyパーソナリティでもある小川奈緒さんのご著書です。
先日夏休みに行った母子旅について投稿しました。
自分にとってはこの旅行、ここ最近の生活の中でかなり大きな出来ことだったのでそれも相まって今の自分に寄り添ってくれた本だったと思っています。
娘と一緒に旅をするようになって、子どもは根本的には非日常など求めてはいないのだな、と感じた。(略)そのことに気づいたら家から場所を移しながら内容としてはいつも通りに、 あるいは、こんなふうにゆとりを持って生活できたらいいな、という「理想的な日常」を過ごしてみるのが、案外、大人も子どもも満足できる秘訣ではないかと考えるようになった。
こちらにも書かれていたとおり、 娘も本当に本当にすぐホテルに戻りたがりました。
ホテルに戻って連れて行ったお気に入りのぬいぐるみで遊んだり、タブレットで遊んだりするような、大人からしてみればいつも家でやっていることと同じことを「いつもと違う場所で」することが安心で、楽しくて、一番やりたいことなんですよね。
それはもしかするとあと数年のことかもしれませんが、私の心の中に留めておけばきっと楽しく過ごすことのできる旅行と思い出が作れるのだろうなと思わせてくれました。
ちなみに2017年出版なので、現在中学生のお嬢さんが小さい時の様子が写真におさまっていてびっくり。かわいい…
7月の放送で、家族旅行に持って行くものの変化について話されていたので、巻末の持ち物リストのページ・お嬢さんの写真とこの時の放送が繋がって、いつか私も娘との旅行について思い返してじんわりするときが来るのかな〜なんて思いました。
こども行動経済学 なぜ行動経済学が必要なのかわかる本(バウンド)
行動経済学の本をなんかしら読みたいな〜と思って検索したら、「こども」とタイトルについていたので気になって読んでみました。
大人向けにこどものお買い物のクセやこどもの物欲について書いてあるのかと思っていたのですが、「子どもでも読める内容の行動経済学の本」でした。(笑)
子どもでも読める内容と言っても、だいたい中〜高学年ぐらいが対象なのではないかと思います。
ふりがながふってあるので低学年でも読もうと思ったら読めるかもしれません。
娘も読もうとしていましたが(娘は私が読んでいる本は何でも横取りして読もうとします)、内容が低学年には難しめだったので途中で放棄していました。
私にとっては大変分かりやすくてストレスなく読めました。
行動経済学は誰でもなんとなく拾った知識で「知ってるわ」ということがあると思いますが、体型立てて書かれているものを改めて読むと自分にスッと入ってくる感覚がありますね。
私の仕事は言ってしまえば相談業務と営業職の両方なので、営業色を強く出したい場面なんかに意識して会話をすることができました。
あとものを捨てる時の心構えを作ることもできると思います。
今度は大人向けの本も読もうと思います。
日本の住宅遺産 名作を住み継ぐ(伏見唯)
今年は月に1冊住宅に関わる本を読むことにしています。
こちらは大正時代から昭和にかけて、名だたる建築家が手がけられた住宅が掲載されています。
今も住まい手おられる住宅もあるので一般の人では中を見ることが難しいですが、写真と文章と間取り図で暮らしをイメージすることができて目と脳が幸せでした。
私は自分の仕事を通して住宅に求められる機能が時代によって変わっていくことを目の当たりにしているのですが、掲載されている住宅の中には今の暮らしでも不便なく豊かに生活ができそうなものもありました。
この本はたまたま検索していて見つけたのですが、この本を通して貴重な建築物としての住宅を後世に残すための取り組みをされている住宅遺産トラストという組織を知ることができたこともよかったことの一つです。
(また推し活したい対象が増えてしまった)
こちらの本で紹介されていたような建築家が手がけられた作品だけでなく、名もなき大工や地方の工務店が手掛けられたような住宅の中にも名住宅は存在すると思っています。
ただそれは誰かの所有物であることが多く、社会で良さを分かちあうことが難しいために維持管理の限界が早くきてしまう。
建物はどうしても雨風にさらされて劣化していくので、その維持管理は難しく時間も手間もお金もものすごくかかります。
こういった名建築の部類ですら維持管理に悩むのだから、自分の家だってメンテナンスして維持することが大事だということがもっと一般的になってほしい。家を持つ人たちは建てる時だけじゃなく、その後のことももっと知ってほしい。そのためにどうしたらいいんだろう…というようなことを、空き家問題を知った学生の頃からずっとモンモンとしているのでした。
私が考えている間にも実際に行動されている方もたくさんいるので、ちょっとずつでも情報収集&勉強&推し活(寄付など)で応援することにします。
余談
「日本の住宅遺産」に掲載されていた「加地邸」は宿泊施設になっています。
三大巨匠フランク・ロイド・ライトの弟子である遠藤新に設計された登録有形文化財に泊まることができるというものすごく魅力的な施設なのですが、調べてみたら一泊35万円以上して腰抜かしました。
とても庶民には手が出ません(笑)いつか何かのご縁で訪れられたらいいな。
いや、でもすごく素敵なんですよ…
どなたか泊まれる方、後世への引き継ぎの一助にもなりますし、私の代わりにぜひ行ってみてください(笑)
最後までお読みくださりありがとうございました。