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2014年6月の記事一覧
かたつむりと小人のキキ
今日の小雨の分。
「君がお嬢さんを連れているとは珍しいな。どこに行くんだね?」
カエル紳士はまぶしそうにかたつむりを見上げた。
「連れているわけでもないんだけど…どこに行くんでもないし…」
とかたつむり氏。
「あのぉ、私アジサイの丘に行ってみたいと前から思ってたんだけど、かたつむりさんならすぐに連れて行ってくれるでしょ?」キキはこれはチャンスとかたつむりのカラをトントンと叩いた。
「うーん。
かたつむりと小人のキキ
昨日の雨の分です。
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キキは水たまりを見つけると思いっきり飛びこんでは、ぱちゃん、ぱちゃんという水の音を楽しみました。
かたつむりはというと、相変わらずのんびりとした様子です。
「ねえ、かたつむりさん。そんなにゆっくりで疲れないの?」
かたつむりは不思議そうな顔をした。
「ゆっくり?これはぼくにとっては普通なん
かたつむりと小人のキキ
小人のキキはもう6さい。自分で服も着られるし、ご飯ももちろん食べられるし、近所だったらお出かけもできます。
「ひとりで出かけたらダメよ、外はあぶないから」とキキのママはいつも言います。でも、キキは心のなかで「平気だもん。私、足が早いんだから!」と思っていました。
今日はおうちでおるすばん。キキはホットミルクを飲みながらお家から外の雨をながめました。
「あそびに行きたいな…」
すると、まどの外に