マガジンのカバー画像

山から学ぶシリーズ

6
登山初心者の人生の学び備忘録。
運営しているクリエイター

記事一覧

いつでも、山から学ぶ。

いつでも、山から学ぶ。

久しぶりに、人に連れられて山に登った。久しぶりと言っても1ヶ月弱ほどのことだし、登ったのも1600mほどの比較的チャレンジしやすい山だった。

しかし、である。最近感じたことのないしんどさが襲ってきた。なんとなく歩行がフラつく。まっすぐ歩いているはずなのに、体がぐらぐらするのだ。体幹が働いていない感じがした。これは転んだりするわけではないが、体をまっすぐに戻すために地味に体力を消耗する。スムーズじ

もっとみる
現代人は本当に頭でっかちで

現代人は本当に頭でっかちで

1人で山に登ってきた。山といってもお寺が管理している山なので、登山道はきちんと整備されておりあまりワイルドさはない。しかしダラダラと登り続けるルートは思いのほかハードだ。いつもながら「なんで来ちゃったんだろう」という考えに最初は囚われる。

しかし聞こえるのは自分の砂利を踏み締める音とやや荒い呼吸音だけという時間が続くと、不思議と複雑なことやややこしいことが考えられなくなってくる。ただ自然な体の動

もっとみる
やっぱり山から学ぶ。

やっぱり山から学ぶ。

人に連れられて、山に登ってきた。ちょうど初登山から1年、「同じルートを辿って成長を確かめよう」というコンセプトだった。

1年前のことを思い出す。装備はまるっきりの初心者(ダブダブのズボンと避難リュックだった)で、そのズボンのダブ付きに足を取られて転び、腰をひどく打った。登りも下りも辛く、足がガクガクして一歩一歩が苦痛だった。行程中、脳内はずっと「死ぬかも」「いや死ねない」の連続だった。

面白い

もっとみる
もの思う秋〜climb every mountain〜

もの思う秋〜climb every mountain〜

人に連れられて、山に登ってきた。登山レベルで言うと中の下か下の上くらい、日帰りなので登山マスターの方からしたら「庭で草刈り」くらいの(この例えが適切なのか分からないが)ものだったらしい。だが私は登山などしたことがない。いま早くも筋肉痛で太腿が震えているし、何なら滑って転んだ際に打った腰がちょっとでも動くたびズキズキ痛んでいる。

それでもいい経験だったと感じている。1日2000歩あるいているかも怪

もっとみる
再び、山から学ぶ。

再び、山から学ぶ。

10月頭に初めてトライして以降、なんだかんだ今日まで計5回山に登った。当然初心者で、山小屋に1泊するようなルートは経験していないが、1度は1人でも挑戦するなど昨年からは考えられないような変貌ぶりである。

登りはじめの30分はとてもキツい。普段運動しているわけでもないので、多分体が「え、なんすか今日、そういう感じっすか」と動揺するのだろうか。毎度「何でこんな事してるんだろう」という気持ちになる。あ

もっとみる
まだまだ、山から学ぶ。

まだまだ、山から学ぶ。

人に連れられて、山に登ってきた。はじめての山小屋泊を含めたルートで、標高2700m超えながらも比較的ゆるやかな登りが続き、初心者にも挑戦しやすい行程だった。雲が晴れた時の光景は例えようもなく素晴らしく、海とはまた異なる自然のダイナミックさを感じさせてくれた。

山に登ると老若男女さまざまな人に出会う。子連れファミリーも多かったが、今回1番インパクトがあったのはover70と思しき男女混合約20名の

もっとみる