137. これまで「そんなことは無理だ」と言われ続けてきたが、諦めてはいけないんだ。勝者は諦めないものだし、敗者が勝つことはないのだから。〜テッド・ターナー〜
みなさんこんにちは。
今回は、アメリカのケーブルテレビ向けニュース専門放送局CNN創業者のテッド・ターナーさんの格言について紹介します。
テッド・ターナーとは
1938年にオハイオ州に海軍の父の元に生まれました。
父は各地の基地を渡り歩き妻と妹は連れていきましたが、
小さい頃から寄宿学校に入れられてしまい家族とは離れて暮らしていました。
終戦後には屋外広告の会社を設立し、アメリカ経済の波に乗って急成長しました。
こうして成功した父ですが、躁うつ病だったらしく、家庭内暴力が多かったようです。
1956年に難病に犯されていた妹が亡くなり、その死に衝撃を受けて学校に通わなくなります。
そんな彼を躾けるために軍隊式の士官学校に入学させ、
反発しながらも卒業した後はブラウン大学に入学しました。
しかし、反抗的な生活をしており校則違反を繰り返し大学を退学させられてしまいます。
1959年、大学をさせられた後は父の会社で働き始めます。
しかし、1963年に家庭で絶対的な権力を持っていた父が突然自殺をします。
それは、目標としていた企業家としての成功を収めて人生の目標を見失ってしまったからだと思い込んでしまったそうです。
そのことから、人生においては果たしきれないほどの目標を設定した方がいいと心に誓いました。
父が亡くなってからは広告会社を引き継ぎますが、
屋外広告という古い業界に将来性はないと思い、テレビ業界に進出することを考え、つぶれかけのUHF局を買収します。
そして、父の残っていた資金で、他局の番組を買い取り、
大リーグの弱小チーム、アトランタ・ブレーブスを買収、
放映するプログラムを増やして視聴率をあげていきました。
そして、衛星を使った中継放送や番組の制作を思い立ち、
衛星を使う権利を取得しケーブルテレビ局に番組を配信するビジネスを立ち上げます。
しかし、当時は政府の補助によって立ち上げられたものの、
設立したターナー・ブロードキャスティングによる「スーパー・ステーション」も人々からは無謀な試みと言われました。
1977年にはヨットレースでアメリカカップを制覇し、世界各地の企業家や政治家、王族や貴族と知り合う機会に恵まれます。
1978年衛星を用いた24時間連続放送のニュース専門チャンネルを立ち上げる発表をします。
そして1979年CNNを立ち上げ、翌年には放送を開始すると記者発表を行いましたが、
この時点ではトップの人事と大枠の予算のみで、人員の確保も設備も会社の建物も決まっていませんでした。
それでも翌年予定通りにCNNをスタートしました。
事業について誰にも負けない先見性と、
自分の見出したビジョンを実現する素早い行動力、
スタッフを引っ張りやる気を起こさせるリーダーシップもありました。
CNNの本社ビルで新聞記者たちにこう言いました。
この時、1000人の大学生を採用し、2ヶ月という短期間で一人前のジャーナリストにし、
世界各地に派遣したそうです。
これまで「そんなことは無理だ」と言われ続けてきたが、諦めてはいけないんだ。勝者は諦めないものだし、敗者が勝つことはないのだから。
人員も期間も設備もなかった状態から一年で予定通りCNNをスタートさせました。
元々の性格もあり、誰からも無謀だと思われていましたが、
その中でも諦めずやることをやってきたり、
新聞記者の中でも翌年にチャンネルを立ち上げると決めて、
そこから予定通りスタートさせているのも素早い行動力とみんなを引っ張るリーダーシップがあったからだと思います。
勝者は諦めずに努力をし続けてきた人がなれるというというのを身をもって成し遂げてきたからこそ、
言葉が明確だなと思います。
例え周りからどんなことを言われても、
どんなふうに見られても、仕事に信念を持っている人の前ではその邪魔をできないと思うので、
その決めたことに対して愚直にやり続けることが大事だなと思いました。
最後に
今回は、アメリカのケーブルテレビ向けニュース専門放送局CNN創業者のテッド・ターナーさんの格言について紹介してきました。
誰もが諦めなければ夢は叶うが、
諦めたらそれ以上のことはないというのが改めて分かった格言だなと思います。
勝者は諦めないものだし、敗者が勝つことはない、
まさにその通りだなと思います。
どんなことがあっても、どんな状況になっても、
どうしていきたいのか、未来からの選択をし続けていれば成功はあると思います。
そして努力を続けている人には人がついて来たくなると思うので、
そんな周りからも愛されるような努力を続けていこうとも思いました。
その努力を挫けずに続けていこうと思います。
それではまたどこかで。