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164. 彼女を口説くためには、一生懸命相手の気持ちを想像したり考えたりするのに、上司や部下に対しては、そこの部分をロクに考えない人が多いですね。〜辺見芳弘〜

みなさんこんにちは。


今回は、ハーバード大学でMBAを取得し、外資系コンサルティング会社ボストン・コンサルティング・グループに入社後、アディダス・ジャパンに移り副社長を務め、東ハトの社長となった辺見芳弘さんの格言について紹介していきます。


辺見芳弘とは

1957年に東京に生まれ、
慶應義塾大学卒業後、三井物産に入社、
ハーバード大学MBAを取得し、
1990年にアディダスジャパンの日本人トップとして日本法人の設立に参画します。

2004年には民事再生法を適用した東ハトの代表取締役社長に就任し、
企業価値の大幅向上に貢献、
2007年にはインテグラル(株)を創設、
現在はインテグラルのパートナーとなっています。


彼女を口説くためには、一生懸命相手の気持ちを想像したり考えたりするのに、上司や部下に対しては、そこの部分をロクに考えない人が多いですね。

自分が大切にしている、大切にしようとしている人には、とてつもなく気を使うのに、
いざ、上司や部下という会社の関係になると、
尊敬や相手を気遣うということを忘れがちです。

しかし、仕事を通じて同じ目標を追いかけている仲間だからこそ、
お互いを尊重し、仕事を円滑に進めていく必要があります。

個人的な感情が入り乱れて、会社の利益が損なわれる、
というのは、経営側としては一番損な部分だと思います。

各部署や上司、部下の中でも思うところはあるでしょうが、
仕事は仕事として、一定の成果を上げ続ける必要があると思います。

ひいてはそれが会社の成長に繋がり、自分の収入にも繋がるのであれば、
より必要なことだと思います。


たった一つの気遣いで、たった一つの思いやりで仕事が円滑に進み、
お客様に良いサービスが提供できるのであれば、
それ以上のいいことはないと思います。

お客様に喜ばれ、その対価として価値分の金額を喜んで払ってもらえるのであれば、
その次の仕事にも繋がっていくと思います。

そういった、細かな気遣いができる部署や会社こそ、
次の仕事が自然に舞い込み、
売上や拡張に繋がっていくのだと思います。


自分の目の前の一つの仕事がどれだけの人に喜ばれることなのか、
考えながら仕事を進めることで、その仕事を渡す相手にも尊敬が生まれると思います。

お互いを尊重するチームは必然的にお客様を尊重し、
その結果、相手に喜ばれるものを作り、
更に仕事が増えていく、という好循環が生まれると思います。


最後に

今回は、ハーバード大学でMBAを取得し、外資系コンサルティング会社ボストン・コンサルティング・グループに入社後、アディダス・ジャパンに移り副社長を務め、東ハトの社長となった辺見芳弘さんの格言について紹介してきました。


自分が大切にしている範囲が分かりやすく出る例だと思いますが、
彼女や彼氏だと大切に扱い、こうやったらこう思うかも知れない、
だからこういう伝え方、こういう頼み方にしよう、
と考えるのに、
こと上司や部下に頼むとなると、
仕事の付き合いなんだからこれくらい良いだろう、
と考える人が多いのかも知れません。


仕事で仕方なく付き合っているから、
という思いは、必ずどこかで取引先にも伝わるものです。

それは仕事の出来具合だったり、
もっと直接的にサービスに影響してくるかも知れません。

一個の気遣いが、一個の思いやりが仕事の出来に影響をしてきて、
それが如実にお客様にも伝わると思います。

一番身近で働いている仲間だからこそ、
その相手を思いやることで、仕事のクオリティが上がり、
それがお客様の満足度にも繋がってき、
ひいては会社の売上に直に繋がっていきます。


良いサービスを提供して、世の中を良くしていくことがほとんどの会社の理念だと思いますが、
それを理解せずに、目の前の仕事のみにこだわり、
目の前の人との関係にこだわると、
次の仕事に繋がってこないかも知れません。

会社の売り上げが上がれば、自分の給料にも繋がってくるし、
事業を持っている人だと、満足度が直に事業の拡張にも繋がってくると思うので、
まずは一番身近なところから人を大事にしてみてはいかがでしょうか。


そのような思いやりの一個一個が会社を、ひいては世の中を豊かにしていくと良いですね。


僕も仕事や人を通じて努力を続け、
経済的にも人間的にも成長し、人生を豊かにしていくことで、
たくさんの人の希望になると決めています。

なので、仕事仲間は一生の縁だと思って、
最高の仕事をお互いにしていくために、
まずは自分から相手への思いやりを育てていきます。


それではまたどこかで。

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